| ■ 私改正社会福祉法について |
平成13年1月16日(火曜日) |
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「改正社会福祉法が制定され、社会福祉基礎構造が足早に進展し、障害者保険福祉施策についても多くの制度が変りつつあります。特に平成15年度からは現行措置制度が支援支給制度に移行されます。セルプ協では、8月から組織内に支援費支給方式検討特別委員会を設置し、年明けには厚生省と話し合いを始める予定でいます。会員の皆様からもご意見をいただき、より良い制度にするための取り組みをすすめたいと思っております。 福祉の基礎構造を改革するということで、措置制度が廃止され契約制度へ移行します。「福祉を与える者」と「受ける者」という縦型社会の象徴のような措置制度をより対等で公平な「契約」という関係に改革することは、障害者一人一人の人権を守る上で重要な改革です。これまで障害者施設は、措置費と利用料という二つの柱で運営されてきましたが、それが2003年からは支援費と利用料という形に変ります。 ただしここで多くの福祉関係者が心配しているのは、この改変にともない支援費の大幅な減額や利用料負担の増額が計画されているのではないかということです。「病院の3ヶ月入院と同様に利用できる期間もカットされるのではないか?障害の程度によって3年を最長に減らす方向にあるのではないか?支援費を2割カットされたら福祉法人の運営もままならない。」「現在7.5人に一人の職員を配置しているが益々施設運営が不安定になるのではないか?」「支援費や利用料についての方針が何も示されないので不安だ。」「障害年金が知的障害者についてはA84、000円、B65,000円出るが、実際は身体障害や精神障害との重複障害も多く、縦割りの弊害がある。」「保護者も高齢化しており子どもの行く末をとても心配している。」「不況で企業の受け入れ姿勢が厳しくなっていることがとても深刻だ。」等等、切実な声を様様な角度からいただきました。 自立のための訓練、これが通所授産施設の目的ですがかささぎの里では、パンやクッキィーを焼いたり、EMぼかしを創ったり、織物を織ったりと様様な作業がありました。(できた製品は隣の販売所で売られています。これらの労賃に見合いのお給料は、200円から1万4、000円までだそうです。)重度の人の訓練やいきがいのためのデイサービス事業もようやく始まりました。(全国で9県デイサービス事業のない県の一つが佐賀県だったそうです。)福祉工場も準備委員会を設けるところまで到達したそうです。 障害者の人たちがともに暮らせるためのグループホームもようやく中古住宅を1軒購入することができました。ただし設備助成が全くないために、理事長さんたちが自ら保証人となってお金を借り入れているそうです。公営住宅も借りれるはずなのですが、市・県とも現時点では成功していません。 社会福祉法人の理事を親族が独占したり、選挙のときに特定の候補者の名前を強制的に書かせたり、不透明な運営や不公正な実態の報告を時々耳にします。障害者や市民にどれだけ優しく有効な施設であるかということよりも、その協会や政治屋とのコネで補助金の多寡が決るかのような歪んだ実態も耳にします。今、検討しているNPO税制が実現すれば「かささぎの里」のような真の福祉を目指して頑張っているところがさらに安心して運営できるようになるでしょう。 弱者の顔をした強者、福祉を食い物にしている毒虫たちを退治しなければいけません。と同時に「措置から契約へ」という制度改正の美名に隠れて、かささぎの里のような真面目に取り組んでいる福祉関係者が割を食うことがないようにしたいと思いました。 |
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