2011年04月01日(金)
危機管理を行う視野と権限

 
 IAEAと原子力安全委員会の出す放射性物質の安全基準とそれに伴う勧告が違っていて混乱を生んでいます。未曾有の大事故に際して、統一した行動、統一した基準を示すことが大事です。国際機関と全体を調整して発表の仕方を考え無用の混乱を生むことのないようすべきです 

 「放射線を測定する機械が足りないから作業を遅らせる」などということが許されるはずがありません。原発の現場の皆様が一生懸命頑張ってくださっています。それを指揮する方々にも一分一秒でも早く危機を収めて放射能拡散を防ぐと言う強い意志・全体の危機管理を統べる視野を示して欲しいと思います。

 私は会見をしている人を責めようとは思いません。私も大臣の時にはこれをやりますと言えたものが今ではこれを要請しますとしか言えません。それは決裁権限の有無による違いです。決裁権限を持たない方が会見を行うとああいう言い回しになるのは当然です。しかるべき権限をもたされた人が会見を!