2011年03月28日(月)
現場の声を実践へ

 
 昨日、うかがった宮城、福島の被災地の方々からの要望を政府に伝え対策を講じました。行方不明の方々の捜索は、瓦礫と膨大な土砂、引きにくい水の中で自衛隊の皆さんを中心に手作業で行われています。簡便な方法で諸手続きができるように指針を出すように指示をしました。

 ご遺体の検視や埋葬も通常の手続きでは、とても間に合いません。広大な地域にまだ亡骸がたくさんあります。しかも被災してからの時間が経っています。火葬場も津波が破壊しています。今までの手続きだけを守るやり方では、伝染病や住環境の悪化など二次的な被害をもたらしてしまいます。

 政府・東電に原子力発電所事故の情報を即時即刻に正確に出すように再度、求めました。昨日、回った被災地の避難所、特に福島第一原発のある地域から避難された方々は、情報や説明を強く求めておられます。

 一方、作業環境の悪化も懸念されます。

 MRICの医師からは「急性の放射線障害に対処するために作業に当たる方々の自己幹細胞を事前に採取し凍結保存」などの提案も出されています