2010年12月15日(水)
言論の自由・表現の多様性を保障するために

 
 クロスオーナーシップ規制とは、民主主義の基本である言論・表現・報道の自由ー多様性を保障するための規制です。同じ資本が新聞もテレビもクロスして保有することに一定の規制をかけて言論が一色に染まったり、一部の人に支配されたりすることを防ぐものです。

 先の臨時国会では、総務委員会をはじめとする与野党の国会議員による修正協議が行われ放送法改正案が成立しました。委員長の私としても前向きで真摯な修正協議の努力に感謝を改めて表明したいと思います。

 その過程で政府案のクロスオーナーシップ規制の検討条項が修正協議により削除されましたが、言論の自由を守り、多様性を担保するためのクロスオーナーシップ規制の重要性が否定されたわけではありません。引き続き議論を深めたいと思います。 .