2010年11月30日(火)
ノーベル平和賞に思う

 
 ノーベル平和賞が、中国の人権活動家で作家の劉暁波氏に授与されるとの決定が報じられた時に世界は、様々な反応を示しました。自由とは何か?人権の保障のために私たちは、何をなすべきか。
 
 
 1972年12月、オスロのノーベル平和賞授賞式でマザー・テレサは以下のように語っておられます。             



 「私は受賞者に値しませんが、貧しい人々に代わって、この名誉ある賞をいただきます。私は、社会に望まれず、愛されず、顧みられていないと感じているすべての人々。社会の負担となって皆から避けられている人々。おなかをすかせている人々。障害者。盲人。ホームレスなど。
 こうした人々の名において、ノーベル賞を受けることを、ありがたく思っています。」

  1952年、「死を待つ人の家」開設の際には、「この世の最大の不幸は、貧しさでも病気でもありません。自分が誰からも必要とされないと感 じることです。」とマザー。

 「愛は家庭から始まります。まず家庭の中で不幸な人を救いなさい。両者が愛し合い、母親が家
庭の中心となりなさい。平和とうるおいの家庭が築けたら、隣人を愛しなさい。自分が自分の
 家庭が、愛に満たされなければ隣人を愛せません。」これは1981年4月、初来日の際のマザーの言葉です。