2010年10月14日(木)
主権を守り、変革を断行する同志の輪

 
 昨日は、金子会長さんら全国県議会議長会の皆様と懇談を行いました。議長さんの中には、自民党など民主党ではない党派の方々が多数です。しかし、総務大臣時代の366日間、地域主権改革について「同志」として取り組んでくださいました。多くのものを乗り越えた連帯と改革の実行に心からの感謝を捧げました。

 今日は、参議院予算委員会質疑が予定されています。「主権議連」の尖閣諸島視察報告会も開催します。

 尖閣諸島を視察し、東シナ海にいかなる領土問題も存在しないこと、国家主権と領土を保全する確固たる意志と戦略を同志と再確認しました。静かに、しかも果敢に行動することで、日本がこれまで積み上げてきたルールをさらに強固にしていきたいと考えます。

 中国の一部には、私たちの行動に対して否定的コメントを出す勢力もありました。
急速な成長と近代化を遂げる中で中国の一部にも国内向けに様々なことを言わなければならないと考える人がいるのでしょう。それぞれ国内向けに何を言うか、感知するつもりもありませんし、咎める理由もありません。

 私たちは、主権の存するところを確認する行動を法と正義に基づいて静かに行っています。いたずらにナショナリズムを高めて反中感情を煽ろうとするものではありません。


 多くの国会に議席を持つ同志が高い志を持ち「主権議連」に集いました。今でも入会希望の申し出が相次いでいます。ねじれ国会の厳しい局面ですが、政局にも党利党略にも利用することなく、与野党共通の安全保障や外交についての共通のテーブル・プラットフォームを形成することで、仮に政府の一部に一時的対応の誤りがあろうとも我が国の主権に対して一寸のすきもない国会の強い連帯があることを内外に示すことができました。

 私たちは、日中の友好の井戸を掘ってきた人たちのルールを再確認しています。と同時に、ルールに反したり間違ったりした事件を起こした者にはしっかりと間違っていると言うことが善き隣人であり続けるためにもとても重要なことだと考えています。

 石垣市・八重山の皆様も声をお聞きしました。私たちは膝をつめて漁師さんらの声もいただきました。「安全で平和な海に暮らしたい。」国境の町で暮らす人たちの叫びは、主権を守るためにもそこにお住まいの生活を守るためにも国民全ての心に深く刻まれなければなりません。国境離島振興法などを立法して国境地域とそこにお住まいの方々を強く支えていく決意を強くしました。

 具体的な行動計画を今日、提案いたします。