2010年06月07日(月)
「清めなければならないもの」

 
 スピノザの『国家論』に次のようなくだりがあります。

 「こうした国家が崩壊する主要原因は、あの俊敏なフローレンス人(マキアヴェリ)が『ティトゥス・りヴィウス論』の第三部第一章に述べたまさにそれである。すなわち国家には、人間の体と同様に、「時々清めなければならぬ何ものかが毎日溜まる」のである。

 長期政権の害悪を洗い出し、改めることが大事です。

 「財投改革・巨大な官業の入口を塞いで税金の無駄遣いをなくすといいつつHATーKZが改まらかったのは、無駄遣いの構造そのものの出口の改革を入口の改革で蓋をして利権構造の温存を図ったからではないか。」と友人から問題提起がありました。

 改革が本物であるならば、官製談合や随意契約が改まっているはずだ。天下りもなくなっているはずだというのです。財投はなくなったものの、巨大な国債引き受けが続き、行政刷新が行われなければ、効率的で公正な政府ができません。

 枝野大臣と様々な観点からこれまでの古い政治の垢を洗い流すために、何を行うべきかかねてから話しあいを続けています。

 今日の両院議員総会で党の要である幹事長就任が決定しました。同志として心強い限りです。