2010年03月05日(金)
日はまた昇る
日印ICT成長戦略会議を開催しました。大事な協力関係の基盤を築きます。 会議は大成功。日印の政治OSを築き、世界の発展と平和に日印協力して何を実践していくか、とても大きな示唆をいただきました。
その後、坂村教授とビバウさん、山崎養世さんらとICT成長成長戦略について話しました。新しい発見の連続でした。
物づくり世界一の日本。しかし、ジャパン・アズ・ナンバーワンと呼ばれた時には、既に衰退が始まっていました。中央に資源を集中して、増大する国の富を分配するという政治のモデルもその時点で作り変えられなければならなかったと私は考えています。松下幸之助塾長が政経塾を作らなければならなかった危機意識を私たちは共有していましたが、私たちはあまりにも小さく弱く政治を変えるのに25年もかかってしまいました。
自由主義圏の拡大による人件費等コスト低減でローコスト帯の製品つくりで競争力を失った日本は長期の停滞に見舞われています。一方で日本の科学技術力はまだまだ高く、世界の先端をいくだけの人材を供給できています。
今なら、まだ間に合います。
再び、昇る太陽を作るためには、インド始めとする発展目覚ましい国と協働が何よりも大切です。ローコスト帯の需要増大に的確に応えるためにも日印の協力は大事です。インドで製品化できれば、アフリカや中東、アジア、東欧、南アメリカという市場も視野に入ってきます。
「島に希望を…過疎地に豊かさを」
私たちは、緑の分権改革・人間の顔をした温かなコミュニティ空間についても話をしました。
世界の幾つかの地域で
日本の伝統・文化が息づく島で
芸術家や先端技術の使い手の皆さんと
新しい挑戦を始めていきたいと思います。