2010年02月24日(水)
方言・地域の文化・言葉の継承を大事にしたい

 
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 佐賀の先輩が 「風化者(ふうけもん)」と「異風者(いひゅうもん)」という言葉を思い起こさせてくださいました。「徒然無か(とぜんなか)」という言葉も。徒然草の「徒然」です。無聊をかこつという意味です。地方の言葉には、古語の名残が色濃く残っています。

 
 佐賀弁を標準語に訳すと違う言葉になってしまう恐れが。風化者は、信長に使われた呆うけ者に通じる意味を持っています。異風者は、根性が曲がっているけど大きなことをするという意味を持たせた言葉かなと思いますがマイナスの意味の言葉です。
 バッキーという方言も佐賀の西部で使います。叔母さんのことをいう佐賀弁ですが、僕は親戚に外国人の方がいらっしゃるのだと長い間、勘違いしていました。ベッキーと間違えていたのですね。


 佐賀西高校生だったころ、佐賀弁講座というのを開いていました。佐賀弁だけではないのですが、方言は文字にしても、とても興味深いものばかりです。「とっぺん」という言葉は天辺の意味ですがトルコ語にも同じものがあったような記憶があります。


 私はいつでも自由に佐賀弁を使えます。しかし、悲しいことに佐賀弁のタイムカプセルのようになっていて、佐賀に帰って使う言葉が若い世代に通じないことがあります。テレビでいつも話しているように標準語で話してくださいと言われて絶句しました。


 地域の文化・言葉の継承を大事にしたいと思います。