2009年09月25日(金)
「核のない世界」

 
 リマでもワシントンでも「核のない世界」について説き続けました。
多くの友人たちが賛同をしてくれました。

 CSISというシンクタンクでも、旧知の仲であるマイケル・グリーンさんと安全保障の基本について話し合いました。

 私は
「核の傘ではなく非核の傘を」
「槍ではなく鋤を」
という理想を話しました。

 「核を持つことが安全だ」という構造は、壊れました。
私たちが直面しているものの最大の危機が「テロの危機」だという人にも、これは理解できるはずです。
 「世界中にこれだけの核が存在して、その核がテロリストに渡っていないことのほうが奇跡に近いのではないか。」という指摘に対して真っ向から反論することのできる人はいないのではないかと思います。


 「核のない世界」は、夢物語の世界ではありません。
私たちが、今後も存在し続けるために「必ず実現しなければならない世界」です。
 核廃絶は単なる願いや希望ではありません。
私たち人類に課せられた「使命」であり、「必然」なのです。