2009年09月25日(金)
ワシントンDCにおいて情報通信分野等における日米の協力関係の強化を確認しました。
ワシントンでの最終日です。
朝の局長ブリーフィングから会談、大臣記者会見まで一瞬たりとも気の抜ける時間はありません。
まさに国民の負託と国益を背負って仕事に身の引き締まる思いです。多くの支えてくださる皆さんのお陰で、今日も実りの多い一日でした。この場を借りて日米両国の友人の皆さんに心からの感謝を捧げたいと思います。本当にありがとうございました。
今日もいくつもの重要な会談ができました。
中でもジョナカウスキー連邦通信委員会(FCC)委員長と会談は、これからの情報通信の未来を拓く上でもとても重要なものでした。FCC内の氏の執務室で私たちは、コミュニケーション、特に新しいブロードバンド社会における国民の権利を保障するための政策について意見を交わしました。そこで総務省とFCCの間で知的財産の保護、ブロードバンド展開、オープン・インターネット、競争政策等4分野でワーキング・グループを設けて緊密に連携して検討を進めることで一致しました。
ジョナカウスキー氏はオバマ大統領の同級生です。
大統領が最も信頼を置く人物として、大きな活躍をされています。
この21日も講演の中でFCCのネットワークの中立性4原則に加えて「非差別原則」「透明性原則」を発表されたばかりです。人権・自由・民主主義という共通の価値観を共有する日米両国が、これから果たすべき役割についても深い議論をしました。
レバノンで行われる国際会議のご紹介をいただき、できればそこで再び、この議論を進めたいとの意向を示していただきました。再会が今から楽しみです。
国務省大使のバービーア氏、前任のグロス氏とも会談。日米両国における情報通信分野での連携と協力について突っ込んだ議論をしました。
さらに旧知の仲でもある元大統領補佐官でCSISのグリーン氏とも会談。
日米同盟の一層の強化とその方策について意見交換をしました。
会談の中身については、相手のあることで明らかにできるものが限られますが、変わらぬ友情と協力の基盤を作ることができました。
同行記者団も含めて現地の特派員の皆さんの前で、記者会見も行いました。
高名なジャーナリストの質問もあり、教えられることの多い一日でした。
これから今回のミッション最後の懇談会に向かいます。