2009年09月20日(日)
閑休話題~「思わぬ風紀指導」
閣議前の時間・・・
各々の大臣が懸案の意見交換をしたりします。
私も官邸に10分早く着いて文部科学大臣とお話。
雑談の中で「総務大臣の髪の色は茶髪すぎませんかと知り合いから言われましたがいかがされたのですか?」と文部科学大臣が笑いながらおっしゃいます。これまでも川端大臣とは、冗談を交えながら、議論を深める親しい間柄です。そんな間柄ならではの思わぬ「風紀指導」をいただきました。
外から見たら「浮ついて見えた」方もおられるのだなと思います。
ただ、本人からしたら、結構な悩みであることも・・・・。
小さな頃から、この茶色の髪、パーマのかかった髪で、どんな思いをしてきたか。
中学生の時にもありました。今から相当昔のことですが「何でお前だけ、格好つけているのか」と先生から言われて「これは親からもらったまんまの姿です。他と違うからと言って非難するのはおかしいと思います。」と先生に抗議しました。
人は自分にないものを求めるのでしょうか。まっすぐの髪、黒い髪に憧れてきました。
誤解は解いておいたほうがいいと思い内情をお話しました。
「実は、もともとが茶色い髪なんです。これまで軽くヘアマニュキアをして黒くしていたのですが・・・。選挙になれば、そんな時間もなくなるだろうと、総選挙前に初めて本格的に黒く髪を染めました。ところが、何が災いしたのか酷い皮膚炎になってしまいました。街頭に一日中、出たために髪も肌も真夏の強い日差しの影響をまともに受けることになりました。茶色い髪が、もっと茶色くなっています。」
強いスポットライトを受けて余計に茶色く見えるようですが、どうしようもありません。
皮膚科の先生からは、薬剤にアレルギーを起こした可能性もあるので髪を染めてはいけませんと言われています。
皮膚科の先生は、「私たち女性の中には、お金を出してそのような色に染めている人も少なくありませんよ。羨ましいくらいに綺麗な色ですよ。気になさらずに治療に専念してください。」と暖かいお言葉をくださいました。
「羨ましいくらい綺麗な色」とは全く思えませんがお医者さんは、患者の心まで癒してくださるものだなと本当に有難いと思いました。