2011年05月23日(月)
20mSv/yを撤回させるための要請行動

 
20mSv/yを撤回させるための要請行動
 2011年5月23日 15時30分~ 参議院議員会館講堂

 
 私も挨拶をしました。命を守る、子どもたちを守るという立場から政府与党の国会議員としてあのような「基準」を変えさせる責務を持っていること。福島第一原発事故の処理、このような防護の不備を含めた政府のいたらないことを心からお詫びをするとともに、与党議員としての許容の限度を超えていることを率直に伝えました。
 私は、隠されたヒバクシャの問題を追及してきた立場から、どのようにして放射線の安全基準が作られたか、そしてそれさえも内部被曝を小さく見積もっている勢力(見積もりたいという意識)のもとでつくられたもので、ICRPの基準も変わって来ているし、変えるべきと考えていることを申し上げました。

 私の前に空本せいき代議士が参与の辞任についても述べていました。(私の他に民主党辻恵代議士、石原洋三郎代議士が挨拶
原爆訴訟の認定の壁となったのが当時の放射能防護の専門家とされる人たちでした。私はECRRの「基準」がより正確だと考えています。辞任した参与は、その壁の側にいた方だと言う認識を私は持っていました。しかし、その方でさえ自分の良心から20mSvなどというのは認められないと参与を辞任されたのです。

 防護の基準に暫定などということはありません。一度、被曝してしまえば計り知れない危険を抱え込んでしまいます。チェルノブイリ事故で旧ソ連政府が何をしたかについても話しました。

 一番、放射線の危険に弱い立場の人たちを即刻、避難させたのです。
強制避難地域の基準は、5mSvで今でも18歳未満立ち入り禁止区域は3mSvだとジャーナリストの方が伝えてくれました。そこから見てもこの20mSvについての「基準」がいかに不合理で危険なものか。私が政府の責任者に見直しを直接、要請したこと、原子力安全委員会と文部科学省を直接、私の国会の部屋によんで説明を求めたものの、目の前で言い争いを始めるなど、とても納得のいく説明にはなっていなかったことも明らかにしました。

 命と人権が蔑にされているのを黙って見過ごす国会議員は、国会議員としての資格はない。私の責任は民主党を守ることでも菅内閣を守ることでもない。命を守らない政府は、たとえ与党の議員といえども倒さなければなりません。

 薬害エイズや薬害肝炎の時の厚生労働省の当時の対応を見ている錯覚に陥りました。命を守るはずの政府が、事実を隠し、多くの人たちが塗炭の苦しみ苛まれました。私が薬害に苦しむ福田さんと出会ったのは彼女が20歳の時でした。最も祝福される誕生の時から薬害と言う十字架を背負った苦しみ、お母さんの何とも言えない思いを切々と語っていました。

 「命のリストなんかない」という政府の嘘を私たちが暴いていきました。
政官業の嘘を暴き国民の命を守ると言うのは民主党の存在意義そのものでした。やっと果たした政権交代。文部科学大臣は復興特別委員会の質疑が同時間にあったと承知しています。しかし、政務三役の一人も福島の方々に会えないというのは、理解に苦しみます。
私たちが作った政権が、あの時の厚生労働省と同じような対応を取っているように見えることに深い怒りと失望を禁じえませんでした。

 日本は世界に冠たる大きな国です。
 妊産婦、乳児、子どもたちを安全なところに避難してもらうことをためらう理由はどこにもありません。

 お母さん、お父さんたちとの会は、要請行動がずれ込んで大幅に遅れて始まりました。総務常任員会の理事懇談会が17時から予定されていて中座しましたが、強い決意を改めて固めました。


=====
 
聞き取りメモ(同時に聞き取ったメモです。会場も広く聞き取りにくい部分もありました。未定稿であることをおことわりしておきます。政府の姿勢についても要請行動に出ていた出席者からの報告によるものです。) 

=====
福島から100人のお父さん、お母さんが文部科学省に
政務三役の出席を要請
応対に出たのは渡辺次長クラス

周囲の激しい突き上げで政府も言い方を変えてきた
あの「基準」が出て福島では大変な混乱と困惑が生まれている。
今、現場で何が起きているか知って欲しいし知るべきだ。

4月19日の通知が出たために
今まで子どもを外に出さなかった学校が外に出し運動会
危険ではないかといってもモンスターペアレント扱いされている

渡辺次長の口から20mSvは安全基準ではない
枕詞がいろいろついたが1mSvに下げていくのが文科省の考えとの答えも
文書の形で文科省として出してほしい

福島瑞穂 川内博史 森ゆうこ 川田龍平
議長に詰め寄ってそれを文章にしてほしいと

政務三役と相談して返事をするという答え
子どもさんずれで来ている

1号機のメルトダウンが指摘されていたにもかかわらず避難地域が20㎞に
屋内退避と言う形で物資が滞り孤立する SPEEDI
はじめから高い数値の時に避難をさせないのか 避難指示をしないのか
===
原口挨拶
皆様にまずはお詫びを申し上げたい
命を守ろう 子どもたちを守ろう

===
持ち帰る
学校に線量計をもたせる 
政務三役面談拒否
誰一人政治家が出てこなかった 強い怒り
子どもネットの主催

被曝の最小化に対して何も文部科学省はしていない
自治体の除染も踏めて要求
速やかに政務三役にはかってその回答を毎日、報告する

福島の子どもたちを放射能から守る 
福島から来た皆さん 首都圏はじめ全国から駆け付けていただいた皆さん 本当にありがとうございます。高木大臣も出てこず政務三役もどこに行ったのかわからない
まだ国によってただ一人の子どもも救われていない

4月21日 福島県からバス二台で参加
学校だけの生活ではないでしょうといいたげ
福島老朽原発を考える会

100mSv派がいてそこが子どもたちを守る上での最大の障害になっている
低減策をとってきたのか 反省も何もない

20mSvは基準ではない
1mSvを目指すのは文部科学省の方針だ
具体的低減策 国の責任でやるように
政務三役と相談をして

伊達市からきた 富岡町
飯館の隣町 毎時1マイクロシーベルト
故郷も失って今、住んでいることも全部失うことに
すごく悔しい思いをしている
少しずつでも前進できることが大事なこと

南相馬
一番上の娘は高校三年 
まだ福島市にいる
ガイガーカウンターを借りて図った
細かく測っていくと大丈夫なところもあるし強いところもある
健康被害というがもう心の被害を受けている

兎に角つながっていこう
Twitter 

郡山市 井上
娘と孫二人 大和町にいる孫も もはや我が家にむけることができない
保育所の庭を測定した 0.2マイクロシーベルト
地表近くでは3マイクロシーベルト
放射線管理区域に3分の1と2分の1
もう危険なところに通っている