2009年09月02日(水)
何が何でも届ける!

 
 貧困と格差が広がっています。
昨日の盛和塾全国総会でも
「この未曾有の不況の中で、ここに集えた幸運を喜びあいたい。」との挨拶がありました。
 中小企業にとっても正念場の日々が続いています。

 「お医者のさんの窓口までたどりつけば、追い返す医師がいません。しかし、そこまでたどりつけない人たちが多くなっていることを、肝に銘じてください。」
 この言葉が示すように、まさに緊急事態なのです。
総選挙後、2日間のテレビ出演の中で違和感を覚えたのは、コメンテーターの「民主党のマニュフェストはできるのですか?」という、ステレオタイプの問いです。貧困の状況、生活の状況が認識されていれば、このような問いには、ならないと私は思います。

 スポットを浴びているところからは見えない現実があるのでしょうか?これだけ、大きな不況の波が押し寄せていても「成功者」の感度は鈍いのでしょうか?

 教育を受けられない、医療を受けられない、福祉を受けられない。
そんなことは断じてあってはなりません。
 企業は潰れてしまえば、計り知れない犠牲がでます。再建にも多くのコストがかかります。
農業や漁業、林業も同じです。荒れた田を元に戻すのは容易ではありません。


 だからこその民主党のマニュフェストです。
 私たちは何が何でも、速やかに届けなければならないのです。
政権移行までの期間も、もどかしくてなりません。
一刻を争う事態に、古い無責任な政治が生じさせた「政治の空白」。浪費された資源。
言いようもない焦りを感じますが、冷静に着実に、あるべき政策を国民に届けていく準備をしっかりと行います。