2009年08月14日(金)
労働と連帯
労働組合の基本は草の根民主主義です。
草の根民主主義の根本は協働と連帯です。
労働組合を組織する権利、労働者の権利を守る行動・・・・その全てが多くの努力のもとで勝ち取られてきたものです。
もちろん、労働組合と言えども組織ですから、組織に胡坐をかいて一人一人の組合員のことを蔑ろにすれば、組織は腐敗します。不断の自己改革が必要なのはどの組織も同じです。
私たちが目指すのは「労働を中心とした福祉型社会」です。
政治との労働者・市民との分断
公務部門ではたらく労働者と民間部門で働く労働者の分断
正規と非正規の分断
分断された労働者・市民は、団結しなければなりません。
連帯こそが、一人ひとりでは弱い立場にある労働者の権利を保障する唯一の手段です。
私は労働組合を一部既得権益と同列に論じる風潮に大きな危惧を抱き、警鐘を鳴ら続けてきました。労働者の権利を守る主体が壊れ、格差が広がれば民主主義そのものが崩壊するからです。
ファシズムは、格差をエネルギーに力を拡大していきます。
荒れた社会のあちこちにファシズムの芽が現れています。
貧困と格差と戦うためにも、民主主義を健全にはぐくむためにも、民主的な手続きにのっとった労働運動の拡大が必要です。