2009年07月20日(月)
解散前夜
2009年7月20日(月)祭日 雨時々曇り
まさに解散前夜です。
2回の政権投げ出し。去年の9月に解散するはずの国会が、ずるずると今日まで来ました。
山梨では3600人もの自民党員が離党。この総理では戦えないと表紙を変えようとする勢力の不平を抱えたまま、今の政権与党は追い込まれ解散に向かいます。
日曜日のテレビの政治番組について私の元に多くの識者から放送の不偏不党を犯しているという指摘がありました。政権の延命を目指すMCが、何でもいいから民主党に打撃を与えてやろうと言う魂胆が見え見えだと言います。
ブレーンの一人から次のようなメールが来ました。
「司会の影山君が例によって鳩山代表の献金問題を持ち出しましたが岡田幹事長の対応、切り返しは随分と良くなって来ました。自民党の細田幹事長のお粗末さは驚いた人も多かったのではないでしょうか。番組最後の頃に「最後に与党に2分しかくれないことは問題だ」などと司会を脅したことです。司会の影山君はNHK内外で与党・自民党の太鼓持ちであるのは周知のことです。いよいよ厳しくなる視聴者の目の前で景山君が(苦労しながら)
自民に配慮した司会をしているのであっても満足できないくらいに
追い詰められているのでしょう。
それにしてもフジ、テレビ朝日の討論番組は司会と各党の党首、幹事長たちが揃ってあからさまに民主党攻撃をしてきました。
民主党のイメージを少しでも下げよう、国民の期待度を下げよう、という企てはこれから益々激しさ、狡猾さを増していくと思われます。鳩山さん、岡田さんはじめテレビの討論会に出る民主党幹部は分厚い想定問答集でも作り事前にしっかりとシミュレーション・トレーニングをしていくべきでしょう。
政治献金問題についてはやはり図表を作るなりして二階、森、尾身氏など自民党の有力者たちが”如何に黒いか”をくり返し主張する位やらないと何度も攻撃されているうちに突然
有権者が信じる、ということになりかねません。
トーマス・マンが書いています。
ドイツ人たちは当初ナチスの悪辣なプロパガンダを冷笑していましたが
先ず、その日その日の労働に追われて余り物事を考えない低層の人たちがナチスに洗
され、次いで、その周辺そしてヒトラーなど幾らでもコントロールできると思っていた
政治家、資本家達が何時の間にか絡め取られるようになりました。
選挙でも惨敗していたのが気がついたらナチス礼賛の雰囲気が作られ第一党に躍進、その後の経過は皆さんがご存知の通りです。
恐らく電通が自民党の背後にいるのでしょうが小さなことをくり返していくことによって
突然大きな波を引き起こすことが出来ます。
要注意です。
それだけに鳩山代表「非核三原則」にせよ「海空自衛隊のソマリヤ海域派遣」にせよ或いは「在日米軍経費負担」にせよ安易に自民党に近寄るような印象を与えてはなりません。
自民党と同じとか近い、と見られればそれだけ国民の目は覚めていき民主党の集まるべき支持が逃げていきます。
「非核三原則」や「平和憲法」、といった国是や「官僚支配体制解体」、「大企業本位の政治から国民生活重視の政治へ」といった民主党の看板政策については国民の信頼が揺るがないようにすべきです。
国是や民主党のマニフェストは先ず、「遵守」、「推進」すると前置きした上で「現実に出来ていることをどのように国是に修練していくか具体的な工程を考える」、とでも言うようにするのが良いでしょう。
スペインのサパテーロ政権は鉄道駅テロ事件に対する国民党の思わぬ失策で突然総選挙に勝利して成立しましたが、国民の期待に背かず即座にイラク撤兵を断行しました。
当時のブッシュ政権とは当然のことながら疎遠になりましたが、かといって米西間の貿易、交流関係が悪化したことはありませでした。
国民に「自民党と大差無いな」と絶対に思わせないことです。
ブレては自民党が鳩山代表を一応評価するような発言をしては自民党の思う壺です。
大手メディアが全て敵、ということを前提に鳩山代表、小沢前代表、岡田幹事長らには
是非揺るがぬ姿勢でかつ相手の悪辣な攻撃を切り返す手段を考えるようお伝え下さい。
明日から40日間、私はメディアでの言葉を奪われます。NC総務大臣というだけでは、出ることができるメディアが限られます。その間に制空権を取られることを危惧します。まじめ一辺倒の受け答えでは、負けてしまいます。一党に偏ったMCに「アンフェアだ」というべきです。放送法は何を規定しているか、知らせるべきです。
鳩山代表の献金ミス問題がそうして脱税につながるというのでしょうか?亡くなった方が確定申告で税を還付されるのでしょうか?自民党の細田幹事長に対して言うべき言葉はただ一つです。「あなたはどうされましたか。」
細田幹事長は政治資金収支報告書を訂正しなければならない事由があったはずです。どう訂正されたの、それともしなかったのか?それはなぜなのか?説明を求めたいと思います。
基山、若楠で国政報告会
兵庫で農業経営者との座談会を行いました。
最終便で上京です。
大串代議士と同じ便になりました。
馬渕代議士のメルマガに触発されました。
全国応援依頼は、民主党の中でも一番多いほうなのに、選挙区に貼り付けの状態はなんと情けないことか。もちろん、この間、300小選挙区のうち50近くを回りました。
しかし、小選挙区で勝ち抜いている馬渕代議士は強さが違います。
内閣不信任案が淡々と否決された後に総理への批判が噴出し、
総会か懇談会かともめている様を見ると、統治不能となった組
織の最後の姿かと、少し残念な気持ちになる。
巨象がそれこそ、ぐらっと傾いてズドーンと倒れる瞬間を見る
思いだ。
しかし、浮かれていてはいられない。
必死に、最後の最後まで戦いぬく気合を持続させる努力が求め
られる。
先週末は、鹿児島。一瞬地元の奈良に戻って、昨日から福岡。
自民党古賀誠選対委員長の地元である福岡7区、野田国義総支
部長の応援、そして同僚の楠田大蔵代議士の応援と続く。
鹿児島2区の打越明司総支部長が、「政権交代の風は東から吹
いている。西の果てまで吹かさなければならない!」と強く訴
えていたが、都市部と西日本が鍵となるだろう。
奈良の議員として、西日本はカバーする意気込みでがんばる。