2009年07月20日(月)
女性の頭の上にある見えない「硝子」を壊そう

 
 市川房枝先生とともに人権運動指導者だった牛島国枝先生。佐賀で主婦の店を立ち上げ、子どもたちの教育や女性地位向上に尽力されました。私は先生のお嬢さんが母と同級生だったということもあり、20代の頃から先生には随分とご指導いただき、かわいがっていただきました。
 県議会議員に当選できたのも、吉野ヶ里遺跡をはじめとする貴重な遺跡を残し、佐賀の伝統文化を育むことを教えてくださったのも牛島先生です。
 
 先生が壇上に立たれるだけで、割れんばかりの拍手が沸き起こりました。日々、家事に追われ、差別、時にはいわれのない「暴力」にさらされている、多くの女性にとって先生は、太陽の存在でした。

 中学1年の頃に、母が私に言った言葉を忘れません。
牛島先生のおうちを指して、「この方は、私の親友のお母さんです。女性の頭の上にあり、女性を抑えつけている、差別という見えない硝子を壊すために頑張ってくださっている方です。先生がつけられた社会の中の灯火のお陰で、どれだけの希望がつながったことか。どれだけの命が輝いていることか。」

 私は、その時、先生のように差別という見えない硝子を壊すために活動しようと決心しました。
 昨日の「佐賀を元気にする女性の会討論会」で、私は牛島先生のご活動を偲び、差別と戦い命を育む決意を述べました。


 1967年7月19日、今井通子さんと若山美子さんの2人がマッターホルンの北壁からの登頂に成功しました。女性だけのパーティーでの北壁登攀は世界初でした。1960年7月19日、日本初の女性大臣が誕生しました。

 多くの人たちの努力によって社会が少しでも明るく、絆にあふれたものになりますように今日も、活動を続けます。
 衆議院解散の前の日。地元において全力で活動しています。


  今日は基山、兵庫、若楠で国政報告です。