2009年07月19日(日)
反貧困ネットワーク・絆を奪うものの正体
反貧困」の連帯・共同を~生きがい、希望のもてる社会へ」と題して、年越し派遣村名誉村長でもあられた宇都宮健児先生が講演されました。
宇都宮先生は私が最も尊敬する社会派弁護士です。民主党市民政策議員懇談会でも、民主党総務部門会議でもご講演をいただき、18日は佐賀県保険医協会のお招きで公開市民講座と言う形で講演されました。
敬愛する徳光県議、県議会議員同期生だった豊福先生とも言葉を交わせました。貧困と戦うネットワークが佐賀でもしっかりと根付いていくことに希望を抱かせる集会でした。
佐賀でも多重債務・借金苦が原因で、毎年、多くの方々が自殺されています。わかっているだけで昨年は300人を越えているといいます。
私は、様々な演説会で多重債務は減らせる、厳しい取り立てには違法なものが多い、弁護士を入れれば、負債も心も楽にすることができる、一人で悩まないで、自殺するまで思いつめる前に相談をと訴えています。
今日の講演も素晴らしいものでした。
その中で私への「宿題」もいただきました。多重債務問題と自殺防止対策の一元的対策づくりもそのひとつです。心から尊敬する先生から課題をいただき、光栄そのものです。
貧困とともに進む「関係性の欠如」についても問題提起がありました。
人は人なくしては生きられません。絆の失われた人生は、辛い人生です。
自分が社会に必要とされていると感じること。絆を確かめることができること。
「巨大な高利貸し資本」が人間を疎外しています。
貧困の根源を探っていくとエネルギーと金融の問題に行き着きます。
巨大なエネルギーを独占し、記号を操ることが命をはぐくむことに優位するシステムそのものを変えたいと考えています。そのために緑の分権改革案をまとめています。一人ひとりが生きることに責任を持つ、食べるもの、生きることに責任を持つ、エネルギーの生産に責任を持てる社会を目指すべきだと考えます。そのためにも人間の安全保障の教育をしっかりとやらなければならないと考えています。
人が人らしく生きるための政治を目指します。