2009年07月14日(火)
行動と実践!政権交代に向けて
麻生首相が解散予告。7月21日に解散して8月18日公示、30日投開票というものです。安倍首相、福田首相と2回の政権投げ出しの後で、信を問うと宣言していたのに主権者は、1年近く待たされたことになります。
小泉政権の浅薄で無慈悲な構造改革路線の転換さえできずに、それに続く政権は迷走を繰り返しました。
「投げ出し」「投げ出し」「しがみつき」
この間、一度も信を問うことはありませんでした。
「酩酊会見」で財務大臣が辞任したことに象徴されるように、自公政権は迷走を繰り返しました。郵政選挙で得た圧倒的な多数の議席。まるでその議席の魔力に酔いしれているような政権運営をしてきたのではないでしょうか?有無を言わせない、少数を多数が潰す政治は、恐ろしい政治です。
首相の言葉もコロコロ変わり、国民は政府の言うことの何を信じていいかもわからなくなっています。政権の迷走の影で貧困が深刻化して格差も拡大。医療や介護、教育、福祉・・・・命を守り子どもたちを育む、大切な場が危機的な状況になっています。このままの政権が続けば、国民の命を守ることも、様々な危機に即応することもできません。
「国民生活そのものの安心を奪っているもの。」昨夜からの与党自民党の麻生降ろしのドタバタを見ていると、解散が決まっても未だ迷走しています。国民不在のドタバタ劇にあきれると同時に怒りを禁じえません。
日本は貴重な時間と政策資源を失いました。
小泉チルドレンが昨日も一人、自民党を離党しました。これからも五月雨的に離党者が出てくるとすれば、まさに政権末期だけでなく政党としての末期であると言わざるを得ません。
これまで強大な権力を持ち、その権力をほしいままに振るってきた政党の終焉が近づいています。3分の2の議席を使って、何をしてきたか。表紙を変えたからといって後期高齢者医療制度、障害者自立支援法、弱いものいじめの悪法を強行採決で通してきたこの4年間を消せるとでも思っているのでしょうか?消えた年金は1年で解決すると言った約束も、当の昔に反故にしています。
今更変えると言われても誰も信じません。
さあ政権交代に向けて、最後の幕がようやく開こうとしています。
私たちは、油断することなく着々と政権の準備を進めていかなければなりません。私たちが考えているよりも政策資源は毀損しているかもしれません。国民に知らされているよりも、はるかに多くの「約束」が他の国となされているかもしれません。
しかし、それらのツケも全て引き受けて、未曾有の世界経済の危機の時代に舵取りをしなければなりません。理想と理念と明らかにして、実行するときです。「人権と教育」を最も重んじ、命を守る政治を確立していきます。「労働を中心とした福祉型社会 」は、誰かの成功が誰かの失敗にはならない社会です。ともに支えあい、協働しあう社会の絆を取り戻したいと思います。