2011年05月11日(水)
震災2か月 総務常任委員会被災地派遣 

 
 11日の夜、岩手の被災地から戻ってきました。ご両親、奥さま、ご子息、秘書さんをなくされた黄川田筆頭理事の隣で被災地を回りました。泣き言一ついわない黄川田さん。総務委員会の国会議員と被災地の人々の思いをしっかりとつないでいきます。黄川田さんの家のあった陸前高田町にも参りました。

 津波に襲われていない、魔の手が届いていないところはこれまでと変わらない日常の姿で建物などが残っています。それが一歩違うだけでこの世のものとも思われない惨状。広い広い岩手。上り下りの激しい45号線を進むうちに現実感さえ奪われるようでした。



 陸前高田市の戸羽市長さんは、信任1月で大震災に見舞われ大切な方々を亡くされました。遺された小さな子ども達の心を心配するお父さんの素顔も垣間見えました。壊滅的な被害。つらいとか悲しいとか言葉にできないような雰囲気がないように、希望を持てるように懸命に努力をし心を配っておられます。

「「あまりにも多くのあまりにも大切なものを失くしました。奪われた命。愛する人たちのためにも元に戻すだけでなく、これまでにない素晴らしい町を新生させます。被災地だけの問題ではありません。日本そのものの底力を世界に示すのです。私達、被災地はもとより決して日本人は挫けません。」
 被災地の中に希望を灯す力強い姿勢に決意を新たにしました。