2009年06月27日(土)
F22をめぐる議論・地方分権のパートナーは誰か

2009年6月27日(土)曇りのち雨

 取材。懇談、あいさつ回り。

 アメリカ議会と大統領府の間でF22をめぐる綱引きが活発化しています。大統領は拒否権も辞さないという姿勢。F22といえば、いわゆるステルス戦闘機です。先日もブレーンたちと議論していて、イスラエルに売ることができる戦闘機をどうして日本には売ることができないのか?話し合いました。機密の塊であるステルス戦闘機を、情報管理の甘い日本政府には任せられないとでもいいたげな姿勢です。
 それにしても米国内での生産中止が、なぜ決断されようとしているのか?そこには、この戦闘機の膨大なコストの問題があります。実際、これほど高性能の空中戦闘戦が必要とされる確率は減っています。安全性の問題点や騒音などでも配備される基地周辺の不満もあります。その戦闘機の生産継続が議会で圧倒的多数で通ってしまうところに、軍産複合体を抱える同盟国の政治事情の複雑さがあります。


 日本郵政をめぐる様々な問題についても議論を深めました。
JPエキスプレスの問題、物品購入の矛盾点、郵貯カードの信じられないような実態。現場には、情け容赦なく責任を取らせるのにトップが何の責任も取らないというのではガバナンスは働きません。


 日本テレビのバンキシャ収録。
神野事務所で1時間に渡って「地方分権を掲げて政党に物申している2人の知事」についてコメントを求められました。国政に転進するかどうかなどということは私には関係のないことで、4年のマニュフェストを掲げて当選した知事が1期目の半分でその職責をなげうつことが果たして許されるのでしょうか。
地方主権を掲げる民主党の担当者としては、分権の受け皿としての地方自治体や、改革推進のパートナーとしてのリーダーには関心がありますが、与党の選挙別働隊のような生臭い動きには嫌悪こそすれ共感のかけらも覚えません。そもそもこんな企画が明日も成立しているのでしょうか?取材にこられたスタッフはとても誠実で好感の持てる方々でしたが、その内容は正直言って、1時間も時間をかけてコメントするようなものではありませんでした。それぞれの知事を模った張りぼてを横においてコメントするに至っては、今後、内容をよく吟味して取材を受けるべきとの反省材料となりました。


(写真は29日にアップしました。)