2009年06月18日(木)
臓器移植法案A案可決
【代議士会・本会議】
臓器移植法案の採決。有効投票430 A案が260を超える票で可決されました。
私自身はC案(金田案)を支持していました。しかし、Aから順番に採決をして過半数を
得た段階で採決が終了するとの取り決め。短い時間での採決終了となりました。
採決まで様々な案を検討しました。脳死を人の死としていいのか。海外での臓器移植は一部提案者が言うように本当に閉ざされてしまうのか?移植を待ち望む人たちの希望をどうかなえるか?家族の同意があってはじめてというけども、脳死状態と診断された人たちが必要な医療を受けられなくなるんではないか?本人の意思が示されないのに、家族の同意だけで臓器移植を行っていいのか?
短い時間の審議ではとても議論が尽くされたとは思えません。とても難しい判断でした。
任期満了近い衆議院での採決でした。昨年、秋の解散も取りざたされていましたが、解散の後、新しい議席での採決だったら結果は大きく違っていたかもしれません。
日本における死生観や臓器移植に対する世論が、いまだ一致をみていません。
特に小児の脳死判定が技術的にも未確立であり、慎重を要すべきです。移植医療は高度な先端的医療であり、厳格性が国民的信頼につながることを考えても遠回りなようですがC案が優れているとの思いは変わりません。
A案可決の重みを考えると共に、さらなる広範な検討を重ねていきたいと思います。
賛成 263
自民 202
民主 41
公明 12
国民新等 2
無所属 6
反対 167
自民 77
民主 65
公明 18
社民 7
投票せず 47
自民 24
民主 6
公明 1
共産 9
国民新等 5
無所属 2