2009年06月17日(水)
窓を開けて
松下政経塾の一日は朝のランニングと掃除から始まります。
ストレッチをして茅ヶ崎の海岸を約3km走って、箒や雑巾を手にします。
私が政経塾に在籍していた時、松下幸之助さんは毎月のように大阪から神奈川県の茅ヶ崎まで来てくださっていました。
「掃除しとるか」
松下さんは、政経塾に来る度に私たちに語り掛けられました。
「埃を払い、汚れを拭うとき
心の中の掃除をするつもりでやりなさい。
箒ではくのは、庭の塵だけではありません。こころの塵を掃きましょう。
雑巾で拭うのは、机の汚れだけではありません。こころの汚れを拭いましょう。」
茶道裏千家のお家元で政経塾理事の千宗室先生。
この言葉はお家元が直接私たちに語ってくださった言葉です。
さあ、窓を開けて新鮮な空気を入れて、今日も掃除です。
野辺の花も飾れたらいいな思います。