2009年06月15日(月)
旧池袋簡保検診センター視察
かんぽの宿等疑惑追及チームで視察しました。
最初は住友不動産が7割を持っているので中に入るのは難しいと言っていた日本郵政も、説明責任を果たすには私たち国会議員を入れるしかないと判断したのか、中を見ることができました。
民主党は座長の私と松野、川内代議士、武内参議院議員の4人
国民新党は亀井幹事長と自見副代表、長谷川参議院議員の3人。そして社民党の保坂代議士でした。
真っ暗な内部を、たくさん詰め掛けていただいた報道陣のカメラ・ライトを頼りに進みます。
都会の真ん中の一等地に、わずか13年で使われなくなった地上7階、地下1階の巨大な施設。かんぽの宿関連施設は、持ち株会社である日本郵政に移されているはずですが(民営化法の規定により)、なぜか住友不動産に所有権が一部移されたこの施設と、オリックス不動産に売却された沖縄の施設は郵便局会社に移されています。
総務省が重要財産売却の認可を与えた書類を見ると譲渡相手先が「不明」と記されています。昨年の5月のことです。しかし、この時には既に住友不動産と停止条件つきながら譲渡契約が成立していたとのこと。
「豊島区が再開発を考えているこの土地で、それを見越したかのような譲渡が不透明な中に行われているのは、おかしいではないか。」と委員から疑問の声が上がりました。
中に入ってみて驚いたのは、その新しさと、検診施設としての機能の充実です。わが佐賀県でも市民病院の売却などで市を二分した議論が起きた武雄など、医療資源の減少に苦しむ地域ばかりです。それなのに、たったの13年で再開発に使うために売却するという経営判断には理解に苦しみます。
「国民が健康になることよりも、一部の人が大儲けすることのほうが優先するのだろうか。」「儲けは一部の人間、ツケは国民。そんなことが許されていいのだろうか。」豪華な内部を見て回るにつれて怒りの声が報道の記者さんからも聞こえてくるようになりました。
その後、国会に戻って共同記者会見をしました。
その内容については、のちほどお話します。