2009年06月08日(月)
「できないことが問題ではないよね。できることが大事さ。」

 
20歳の辻井伸行さんが、米国のバン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝なさいました。

 このコンクールは4年に1回の開催で、世界的演奏家を多く輩出して来たコンクールです。日本人としては初めてで、全盲で国際的コンクール制覇というのも異例だそうです。

 演奏後、「障がい者というより、一人のピアニストとして聴いてくれた」と喜びを語られたのが、心を打ちました。係累に音楽関係者はおられないといいます。才能を発掘して、育んでこられたご両親らにも心からの拍手を送りたいと思います。

 ひたむきで前向きな姿勢。多くの支援されてこられた方々に心から祝福のエールを贈ります。

「できないことが問題じゃない。できることが大事です。僕たちは、自分の中に眠る可能性を信じて頑張ります。」スウェーデンのサムハルという福祉企業体での友人の言葉を思い出しました。