2009年05月02日(土)
初夏の風のように
大分県宇佐市三和酒類が製造する麦焼酎いいちこ。清新なその作品とともに今でも思い出すのは、いいちこの赤松会長の言葉です。佐賀の竹中社長のご縁で20代の時から、ご指導をいただきました。
人間は万物の王者である。
これは、私の師でもある故松下幸之助さんの言葉です。
人間の素晴らしさ、可能性を信じ、引き出す天才が松下さんでした。赤松会長は、松下さんにそっくりの経営理念の持ち主で、人を愛し、人を生かすことについても全てに徹底した方でした。
三和酒類には遅刻という概念がありません。時間厳守という言葉もありません。赤松会長は、時間厳守とは言わずに、時間を愛するとおっしゃっていました。有限の生の中で、誰かから強制された時間を生きる苦痛を感じるよりも、自らで時間を愛し、作り出し、ともに喜ぶことをしたい。当たり前といえば当たり前のことかもしれませんが、「大切なことが本当に大切にされて」います。
生きることを愛でながら、常に天命にそって行動されておらた会長。
初夏の若々しい風のように優しく爽やかに人を包み込む方でした。初夏の風のような人に自分もなれたらいいなと思います。
自転車街演4日目。今日は高木瀬・若楠です。