2009年4月25日(土)雨
今日は佐賀に帰り、企画書つくりなど目前に迫った事務処理をします。
7月8日に東京で「志―政治集会 原口一博と語る日本の未来」が決定しました。松下政経塾で学んだ政治の原点・・・いよいよ政権を変えて日本を再生する第一歩を踏み出すときに再確認します。
あわせて私の本としては第5弾になる「平和 第二部 分権改革」を出版します。月曜日までに企画を出して、2ヶ月で仕上げることになります。今回も超短期決戦です。
【名古屋市長選挙応援 (投票終了後アップ)】
栃木に続き昨日は、名古屋市長選挙の応援に行きました。市民税減税10%を掲げる河村たかしさん。国会GメンやNPO法案などともに苦楽を共にしてきた同志です。自転車遊説ですが、ものすごい人が出てきて励ましてくださいました。地方が中央からの補助金頼みの時代は終わりました。減税する権利も起債する権利もない自治などありません。確実に変わっています。
【次期大統領への覚書】
「『次期大統領への覚書』という本の一説が友人から紹介されてきました。
「アジアに行く時には、中国より前にまず、日本に立ち寄りなさい。日本は、近隣諸国に嫌われているので、アメリカと絆があると思わせると、日本は安心するから。そして笑顔を土産に、笑顔を振りまきなさい。日本の機嫌を損ねてはいけません。しかし、日本の政治家と語ることは何と退屈であろうか。長期的な戦略がなく、自分達で考えることをしないから。」
米国の有名な政治家の著書の中の一節だといいます。「外交の達人」らしくない表現です。本当にご本人が書かれたのでしょうか?国際会議に出ていても1990年代の日本の保守政治家との会談に「退屈」を感じた人は少なくなかったと私も思います。 ワシントンで同行した先輩議員の似顔絵を書いていた政府高官は、今ではさらに上りつめています。世襲議員が多く、自分の地元の公共事業の箇所付けにしか興味のない議員と話していてもつまらないのは当たり前だと思います。政策の失敗がアジアの平和と安定にどれだけ悪影響を与えているか反省の議論が米国でも起きています。アーミテージレポートは、このような日米のコミュニケーションの疎遠さに対する危機感が綴られています。保守といわれて、ふんぞり返ってきた政権政党の皆さんが真のパートナーシップを構築する努力をどれだけ払ったかを内省すべきだと思います。
【資源の食いつぶし】
紙の上の利益を貪っていた一部のシロアリが、その利益が帰ってこないとパニックになったことで世界経済の底が抜けたような大騒ぎになりました。腐ったみかんが全部のみかんを駄目にしてしまうのと同じ理由で、世界は危機の第3フレーズに一気に陥ってしまいました。そこで未だに権力を持っている者は、過去の成功事例にのっとってさらなる財政支出を行い、過去、積み上げてきたシロアリ構造をさらに拡大しようと躍起です。
4月に補正予算を出すなどというのは自らの先見性の無さを自白しているようなもので、デフレギャップを財政出動でいくらかなりとも埋めなければならないというのならば、私が本会議で質したように、本予算の修正をすべきなのです。何でもいいから「玉」をだせと役人に丸投げしてできた補正予算は、日本に僅かながら残っていた再生のための財政資源さえ食いつぶしてしまいます。マクロ的な戦略も見えなければ、新規の経済誘導も見えません。総選挙に勝つために従来の基盤に油を注ぎ込むだけの予算案。あれだけ無いといってきた埋蔵金。税収よりも新規国債発行額が大きいという事態。権力維持にのみ熱心であることに多くの国民は辟易しています。引き続き高笑いを続けるためにだけ国民の資源を食いつぶすのは止めにしてほしいと思います。
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MRIC記事からの転載です。
▽ 骨髄バンクは今すぐ情報開示を! ▽
骨髄液過剰採取報道への沈黙を許すな。
小松恒彦(帝京大学ちば総合医療センター血液内科・准教授)
2009年4月24日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行
国立がんセンター中央病院で今月、骨髄移植のドナーから誤って予定の2倍の骨髄液を採取してしまったというものです。終了後に測定してミスに気づいたとのこと。同院の土屋了介院長によれば、担当医が器具の使用法を熟知していなかった可能性があるといいます。このニュースを私は個人的に参加しているメーリングリストで知り、いくつかの点で強いショックを受けました。
実は、私の所属する病院では、この6月に施設として初めての骨髄移植を予定しています。私自身は他の医療機関で骨髄移植を多数、経験してきました。しかし、他の医師やコメディカルらスタッフの中には、個人としても初めて骨髄移植を担当する者もいます。もちろん入念な準備が進められていますが、人命に関わることですから慎重に慎重を期し、プロセスや人員配備について検討と確認を繰り返す毎日です。その中で起きたのが今回の事件だったというわけです。
まず気にかかるのが、土屋院長の指摘にもあった「器具の使用法」です。器具とはすなわち骨髄移植フィルターのこと。これについては昨年12月、従来のバクスター社製品が突然の供給停止という事態に陥り、現場が大混乱したことは皆様もご記憶に新しいかと思います。解決策として緊急輸入され、異例の迅速承認を経て現在、私たちの手元にある代替品は、バイオアクセス社の製品です。基本的な仕組みは変わらないものの、やはりバクスター社製と異なる部分もあり、扱いも従来品と比べて不慣れであることは否めません。そうした現場の実感からすれば、今回報道されたような事故は、ある意味想像し、恐れていたことでもあったのです。
その点、ミスの発生とその経緯について、迅速に情報を開示した国立がんセンターのスタッフおよび院長には、心から敬意を表します。 一方、事件を知った私が最初にアクセスしたのは、骨髄移植の推進母体たる「骨髄移植推進財団」、通称「骨髄バンク」のホームページです(
http://www.jmdp.or.jp/)。事故の発生を受けて、その概要あるいは詳細、対
応、注意点といったものが掲載されているかと期待したのです。ところがトップページはおろか、どこにもそれらしき内容は現在も見当たりません。骨髄バンクの「基本方針」の中には、「患者さんへの適切な情報提供」も含まれているにもかかわらず、この一件に関しては、だんまりを決め込んでいるようなのです。
骨髄バンクは、この件を「患者さんへ提供すべき情報ではない」と判断したということでしょうか。そうだとすれば、それは大きな間違いでしょう。国立ガンセンターといえば、国内のがん治療をリードする存在です。骨髄移植に関しても、平均レベルの市中病院より体制が整っているという期待も当然です。そこでさえ、器具が新しくなったこの時期に、今回のようなミスが発生したのです。初めて骨髄移植を行う我々のような医療機関や、あるいは規模の小さな地方の医療機関で、これから新しい器具で移植を行っていこうかというときに、この情報は患者さんのみならず、我々医療者、そしてドナーの方々にとって、選択肢を左右しかねないものです。
実際、我々の病院でも、この6月に予定している骨髄移植を、急遽、末梢血幹細胞移植に切り替えようかという話まで出てきています。それくらい、クリティカルで深刻な問題なのです。 骨髄バンクのこうした隠蔽体質ともいえる状況は、今に始まったことではありません。
数年前、骨髄バンクでは、白血病患者さんの救済の選択肢を増やす意味で、骨髄移植のみならず末梢血幹細胞移植(造血幹細胞移植の一種)も扱っていこうという動きがありました。骨髄移植よりも末梢血幹細胞の方が移植後の造血の回復が早く、感染症の減少、輸血量の減少、入院期間の短縮が期待できるとされるからです。しかしちょうどその頃(2003年)、日本国内での末梢血幹細胞移植のドナーの方が、提供の約1年後に急性白血病を発症し亡くなったことが公表されました。末梢血幹細胞の採取時には白血球を増やすG-CSFという薬剤を投与しますが、そのこととの因果関係が当時、囁かれました(因果関係については現段階で明らかではないとされています)。そして骨髄バンクはそうした事情を患者や医療者へ向けて一切説明しないまま、“末梢血幹細胞バンク”の話は立ち消えとなってしまったのです。患者さんへのメリットも期待される末梢血幹細胞移植ですが、結局そのまま、バンク等の設立もなく今日まで来てしまっています。
当時の教訓は、残念ながら活かされなかったようです。その頃から骨髄バンクは何も変わっていないことが、今回の一件で明るみになったといえるでしょう。
冒頭でもお伝えしたように、私は今回、第一報を個人的に参加しているメーリングリストで偶然知りました。それも、共同通信、時事通信、朝日新聞といったマスコミを通じてです。骨髄移植とその情報提供の中心となるべき骨髄バンクには、動く気配すら見えません。しかし医療現場、患者、ドナーは、今も不安を払拭できないでいます。医療安全のために、しかるべきところからの迅速な情報開示を求めます。
【水島広子さんのメッセージ】
水島さんは今も社会の光となって頑張っておられます。
メールマガジンが届きました。
「★ 講演「働く女性が抱える人間関係の悩み」 (名古屋)★
日時:2009年6月13日(土) 14:00-17:00
場所:名古屋YWCA
主催:ウィメンズカウンセリング名古屋YWCA
女性ならどなたでも参加できるそうです。
お問い合わせ・お申し込みは:
ウィメンズカウンセリング名古屋YWCAホームページ
http://www.nagoya-ywca.or.jp
メール wcny@nagoya-ywca.or.jp
★ 講演「長期療養患者のメンタルヘルスについて」(栃木)★
(全国膠原病友の会栃木県支部30周年 及び支援する会10周年記念大会)
日時:2009年7月5日(日) 13:00から
*当日は午前10時より式典およびパネルディスカッションがあります。
パネルディスカッション
コーディネーター:狩野庄吾先生(自治医科大学名誉教授)
パネリスト:畠山牧男先生(上越市立国保清里診療所所長)
倉沢和宏先生(獨協医科大学呼吸器アレルギー内科准教授)
長嶋孝夫先生(自治医科大学アレルギー・リウマチ科医長)
矢板橋チヅ子先生(衛生福祉大学前校長)
場所: 宇都宮市大通り2-4-6 ホテルニューイタヤ(028-635-5511)
全国膠原病友の会栃木県支部事務局