2009年04月07日(火)
日本EU議員会議リード・スピーチ・総務・厚生労働合同部門会議・総務委員会

 
2009年4月7日(火)晴れ
【日本EU議員会議】
 欧州委員会の友人の議員さんたちが来日。人間が中心の新しい世界をどう構築するか。経済・金融危機をどう乗り越えるか議論をします。
 私は今日、リードスピーチを行います。
 鎖国時代、出島を管理していた佐賀藩、吉野ヶ里遺跡た有田焼を紹介、豊かな交易・交流の大切さを説きます。
 新しい成長分野を興し、世界不況を克服するためにも欧州との戦略的協力関係を強化します。

【総務・厚生労働部門会議】
 第105回 厚生労働部門・総務部門合同会議  2009年4月7日

1. 消防法の一部を改正する法律案について総務省よりヒアリング

質疑
 協議会はどれくらいの予算か
 法改正による効果をどう見込んでいるのか
 受け入れ側の問題があり、改善への取り組みと平行しなければならない
 消防に連絡をしてから救急隊が着くまで、この10年で7分延びている
 実態はどうなっているのか
 救急に電話をして細かいことを聞かれて時間がかかったという例を聞くが
 聞き取りのマニュアルはどうなっているのか

コール・トリアージュは横浜で始まっているが聞き取りで出動の可否を判断するのは大変難しいが、検討を始めていて聞き取りのプロトコルの精度を高めていて国からの情報提供、指導をしていきたい

救急制度改革法案について
私たち民主党は2年前に救急制度改革法案を出していますが(廃案に)、今日は消防法の一部改正案についても総務省よりヒアリングを厚生労働部門と合同で行います。
既に2年も遅れている
市町村の救急医療と都道府県の救急医療と担当する行政主体が二本立て
担当エリアが狭小
医学的管理の不在
救護・搬送時での治療が欠如


長妻代議士
基礎年金番号がついていない人が311万人いる
不在者設定して行方不明扱いされている人が多くおられる
基礎年金番号と統合するという大方針でやっている今の作業の前提が壊れている

原口代議士
長妻担当が指摘されたことが毎回、どうして起きるのでしょうか?
全体像を明らかにすることを忌避するので、漏れが出て対策のやり直しを迫られています。年金問題の解決が延びているのは、偏に実態把握をまじめにやらないこと、責任追及を恐れてサボタージュをすることが原因だと思います。
総務委員会は今日、一般質疑を行います。先週、かんぽの宿等郵政事業問題について参考人質疑を行いました。しかし、そこで国会としては歴史上初めてのことが置きました。参考人の配布した資料に対して日本郵政が訂正・謝罪を申し入れ、しかるべき措置をとらないときには法的措置をとるとの文書を送りつけてきました。
皆さん、ご存知のとおり忌憚のない意見を述べてくださいと委員長が言い、自由な意見を聞いて審議の参考にしようとするもので、配布された資料については委員限りとなっています。それをどこで入手したかわかりませんが、国が100%株式を持つ特殊会社が、弱い立場の参考人に対して、圧力ともとられるような文書を送りつけることは看過できません。配布資料は理事会の合意を得て意見陳述の補助として配られているものであります。
もし参考人が自由に意見を言えずに、又出頭に躊躇するようなことがあれば、参考人制度の根幹に関わることになります。国会全体の問題として事実関係を精査して議論を深めていきたいと思います。



消えた年金問題について社会保険庁よりヒアリング

 滞納には14%を超える課徴金があるのに、権利があるはずの年金は、それが遅延しても何の保障もありません。私たちは法案を出して国会において与野党で審議をしています。どれくらいシステムに時間や経費がかかるか、何ヶ月も聞いていますが、社会保険庁は調査をする立場にないというとんでもない答えをしました。明日の国会審議もできません。与野党理事の合意形成に向けての前提となるものでこのままでは明日の審議はないことになります。

「年金関係閣僚会議で、来年1月年金機構が発足するまでに宙に浮いた記録問題は全部解決したいと麻生首相が言っているが、どうしてこんなことが言えるのか」全くわかりません。昨年4月に相馬社長が証言を下さった件についても、職員の関与に対する調査をずっとサボタージュしてきました。事業主の協力が得られないなどという暴言をして、謝罪をしたはずなのに、未だに調査結果が出ません。昨年9月の閣僚会議で事業主からのヒアリングは終え職員の聞き取りをするといっていたはずなのに、今日はまた事業主の聞き取りをするということを言っている。いい加減なことを言わないでくれとさらに詰めると当該職員が相馬社長以外の事業所に年金の改ざんを持ちかけていた例はないか調べていますといいます。この分でいけば、何も解決しないままに年金記録を改ざんした職員は、逃げ切れてしまいます。
 どのような改ざんが行われたかは未だに藪の中です。

【衆議院総務委員会理事懇談会】
 日本郵政公社からも、それを引きついだ日本郵政からも民間に戻る人材はいないという答弁でしたが、実際には社宅に住み続け出向扱いになっていて、利益相反の観点からも問題ではないかという指摘がありました。そこで、日本郵政に対して民間企業から採用した人材についてその実態の報告をお願いしましたが、かなりの時間を要して3枚の資料が提示されました。これだけでは先の答弁が事実かどうかわかりません。
 NHK予算関連の質疑は先週終わりましたが、なお不明な点が委員内外から指摘をされ会長交際費についても開示をお願いし、政治家のパーティー券等を子会社を通じて購入している例がないか調査をお願いしました。交際費について全容は示されず、会食を伴う交際費という数字が出てきました。パーティー券購入はないとの答えでした。
 参考人に対する日本郵政の「内容証明」送付問題についても議論しました。与党枠の参考人ですが、委員限りの配布資料を元に、このような内容証明を送ることに多くの理事も信じられないという顔です。「怒り心頭」との思いが党派を超えて広がりました。委員会では松野代議士が質問に立ち、資料の入手先をめぐって答弁ができず何度も審議が中断しました。結局、木曜日に再度質疑をすることを決めて引き取りました。
本会議終了後の理事会でも日本郵政に説明を求めました。「委員会資料はいつも入手しているので、それと同じような資料だろうと思い手に入れた。」との趣旨の弁明でした。国会連絡担当の執行役も知った上での内容証明だったようです。

【日本・EU議員会議】
 第一セッション議題「日本及びEUにおける政治情勢」、第二セッション議題「日本及びEUにおける経済・金融情勢」第三セッション議題「グローバルな問題及び日欧協力」と濃密な議論を行いました。
 私は第二セッションのリード・スピーカーとしてセッション最初の発表を行いました。佐賀の宣伝も交えて映像を用意していましたが、連絡のミスで肝心の映像がPCに入っていません。自分でチェックをしてみてわかったことですが、正直言って焦りました。何とか事なきを得ました。
確認を何回も要請していただけに暗澹たる思いがしました。

長崎出島を佐賀藩が管理していて他国の文化の窓口になっていたこと。日本最大の環濠集落吉野ヶ里遺跡のこと。明後日訪れる予定の佐賀有田焼きのこと。唐津焼のことなどを原稿に追加して話しました。
  

 スピーチは大成功。リード・スピーカーなので質問を受ける機会もありました。
隣が自民党の柳沢代議士。経済政策などの方向性の議論もしました。

 代議士会、本会議、筆頭理事協議、大串代議士と打ち合わせ、総務委員会理事会、西日本新聞インタビュー(裁判員制度について)、日本EU議員会議第三セッション、総務部門役員会、他の代議士のパーティー。