2009年03月08日(日)
ニッポン丸洗い!in鹿児島~九州から日本を変える~マニフェスト型討論会」・打越あかしさん後援会で講演

 
指宿で「ニッポン丸洗い!in鹿児島~九州から日本を変える~マニフェスト型討論会」にパネラーとして参加します。

 北川元三重県知事らも参加し
 分権改革のあるべき姿を訴えます。


 その後、民主党衆議院予定候補で松下政経塾2期生の打越あかしさんの集会で講演。
 東京ー佐賀ー鹿児島ー東京の移動となります。
指宿名物の砂風呂に入る余裕はありませんでした。

【間に合うかなぁ】
 かもめ2号が佐賀駅をでました。7時31分発ですが4分遅れとのこと。鳥栖でリレーつばめ35号に接続ですが間が3分しかありません。間に合うかと、とても心配しました。
 鳥栖でリレーつばめに走りこむとちょうど出発時刻の7時50分、ほっとしました。
  7時50分発で新八代まで。9時16分について今度は9時19分発の九州新幹線で鹿児島中央駅まで約2時間です。中途でもJR九州の方々にもとても親切にしていただきました。ありがとうございます!奇遇なことに知り合いのお嬢さんにもお会いしました。東京でデビューとのこと。佐賀出身の優木さんらも大活躍です。頑張って欲しいと思います。

【瀬高の光景】
 かつて佐賀線は、佐賀ー瀬高を結んでいました。
もう廃線となって随分、経ちます。瀬高の駅に停車中のリレーつばめ35号から撮影しました。
 タカ・マーガリンやジャム・・・小さな頃、給食のコッペパンにつけて・・・。
あの瀬高です。  

【鹿児島へ】

 車窓からみる風景もいろいろです。大きな金魚の置物のある駅も。全国金魚すくいコンテストが開催される町のようです。



【九州新幹線と小牧そば】
九州新幹線つばめ号で鹿児島に入りました。

 鹿児島中央駅で撮影しました。親子連れの方が、一緒に写しましょうかといっていただきました。「ありがとうございます。ご親切に折角おっしゃっていただいたのに、先を急ぎますので。」とお断りしました。
 旅は分刻みではなく、ゆっくりとしたいものだと思います。

 指宿まで、かなりの距離と時間がかかります。鹿児島青年会議所の皆さんがお迎えしていただいています。車に山本御船町長と乗り込んで指宿市に向かいました。道中、山本町長と地方自治の改革のお話をしました。
サンデープロジェクトでも取り上げられた名町長さんは、私とひとつ違いです。町に対する愛情と改革の強い意志を学ばせていただきました。
 
 打ち合わせは、パネラーとなる自民党の保岡代議士、北川元三重県知事、古川佐賀県知事、田原迫指宿市長らと行いました。
 鳥栖の川口さんと同じ「小牧そば」セット。

 「山間の貧しい地域から、農繁期の手伝いに来られる方々。そのお礼に一年に一度、山を訪ねます。痩せた土地には、作物が何でも獲れるというものではありません。しかし、心からのおもてなしです。栽培した蕎麦。鯖を保存が利く鯖節にして、それで出汁をとって暖かな汁で食べます。」と市長さん。
  
 「小牧庵」のHPです。
 http://garouten.blog.drecom.jp/archive/357

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車窓からみる風景もいろいろです。大きな金魚の置物のある駅も。全国金魚すくいコンテストが開催される町のようです。


灰色の光景


 灰色の光景
 打ち捨てられたような
 灰色の
 
 土に生きる
 人たちの
 涙を
 吸い込んで

 黄褐色の
 大地さえも
 灰色に沈んで

 赤茶けた
 錆の浮かぶ
 打ち捨てられた
 町を
 縫うように走る電車も

 灰色の空に
 まるで溶けていくように
 諦めとため息に
 
 迫る山並みさえも
 灰色で
 塞いだ胸が
 煙る雨に
 沈んでいく

 賑わった町も
 遠い
 時間とともに
 風化して

 ただ
 煙る雨に
 沈んでいる
______________
さくらいろ

 いくつ過ぎてきたのだろう
 灰色の町と
 赤茶けた
 錆の空
 
 電車を押しつぶすように迫る
 山さえも
 灰色に沈んで
 
 土に生きる人たちを
 嘲笑うように
 撥ね退ける
 灰色の空に

 同じ光景が
 延々と続くのかと
 長い長い諦め
 
 ふと
 風が変わる匂い
 その瞬間

 紫の後光に
 彩られたような
 さくらいろ

 一本の木が
 まわりまでも
 光に満たして
 立っている

 風が変わった匂い
 そこだけが
 お日様の恵みを
 映したように

 さくらいろ

 一本の気高い木が
 まわりまでも
 光に満たして
 立っている


 灰色の諦めも
 赤茶けた錆の空も
 
 はっというような
 息を飲む
 さくらいろが
 一瞬にして変えていく
 
 紫の流星のような
 光背の
 煌きに
 
 乙女の薄い肌のような
 さくらいろが
 まわりまでも
 光に変えて

 一本の木が
 まわりまでも
 光に満たして
 立っている


 滅びの風さえも
 喜びの歌をうたうように
 
 涙の沁みた大地さえも
 暖かな抱擁を思い出させるように

 さくらいろ
 一本の木が
 まわりまでも
 光に満たして
 立っている

           2009年3月9日 作

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シンポジウム 「地方分権」考察メモ 


 地方分権の光と希望
神吉信之氏 コーディネーター
 明治維新
 戦後の改革
 第三の改革

地方分権に対するアンケート
 

地方分権の現状と課題
 三位一体改革の欺瞞
 3兆円の税源委譲
  3兆円という額を書き込んだということで大きな期待
  本来の目的は補助金・負担金の廃止
  実態は4兆8000億円の補助金・負担金の削減(廃止ではない)
  ついでに交付税が5兆円もどんと削られた

  なぜ、失敗したか
  台本がなく 台本を地方も読み違えた
  そもそも演題が間違っていた
   三位一体改革
   これは方法をいっただけで目標はかかれていなかった
  「地方財政自立計画」というべきだった
 財務省の考えている三位一体改革の演題は財政再建
  悲願 補助金・負担金・地方交付金 見事に切れた
  大成功
 地方から見れば欺瞞であり、失敗だった

 内閣総理大臣のリーダーシップと理解が不十分
  最後に小泉総理が、政調会長、財務、総務大臣に任せると引っ込んでしまった
 国民一般への働きかけが不足
 第二幕は大団円に
  まずは、幕開けを急ぐ 地方分権改革委員会の第三次勧告
  中途半端に終わった三位一体改革の敗者復活戦

誤解と落とし穴
 財源を巡っての国と地方との綱引き合戦である
 本当は国づくり 戦後システムの大改革でなければなかった
 一方がもうかって一方が損をするというゼロサムゲームではない

 この補助金を廃止すると自治体ごとの格差が生じる
  政府自民党は格差で負けたと思っている
  だから格差にすごく敏感になっている これも勘違い
  本当は格差ではなく違いと言わなければならない
  自治体を営んでいるということは違いを生むために営んでいる
  それが嫌ならば全部国営にすればいい


古川知事
与野党を超えて決議 政治と官僚とどちらが主導して引っ張っていくか
現場で変わっているものは2つある 
小泉内閣の交付税の削減 1500億円くらいの交付税が一気に200億円くらい減る
これが三位一体改革の先ぶれ 三位一体改革は国の財政再建に協力することだと思われた。
佐賀県鹿島市で農村婦人の家 20年以上経って他にも同じような施設ができた
放課後児童施設をつくろうとした ここを放課後児童施設をと言ったが、農村婦人の家だから使えないというのが答えだった
立てた金額の10分の1を農水省にお返しして使えるようになった。
国に違約金を払わなければ使えないというのはおかしい

山本町長
分権改革で欠けているもの
国と地方では50%ずつ
町も国、県に頼っていた 行財政計画をやろうとした時に交付税が削減された
地方が自立する時代になっている
力をどうつけるか 相違工夫しかない  自立できるような責任を持つ
自分に矢印を向けるというふうにしないと乗り切れない

田原迫要指宿市長
少子高齢化 過疎化
介護費用・福祉費用 税金を払う法よりも使うほうがどんどん増えていく
地方分権の課題
三位一体改革といいながら一方的な交付税の削減でほとんど財源の委譲がなされなかった
国庫補助金の全面廃止だったものが、ほとんど削減されず、補助率が削減されただけで類似の補助金に省庁の権限を残すためにか変えられた
地方自治体は任せておけば勝手なことをするという目で見ている

地方を見ていると人口減少問題 高齢化でお金がかかる 産業を伸ばせないで
緊縮財政をしている


北側正恭氏
赤福もち これを東京に持っていく
一生懸命、国から補助金をもらうために頑張った
それでも足りないので裏金つくって東京に運ぶ
裏金と賄賂政治の典型があった
明治4年に廃藩置県が行われた 東京の人口は15万人 一自治体
東京に陳情にいくのが政治だと思っていた
陳情合戦 これが続いていけば東京が半分になる
これが続けば鹿児島に明日はない 7800箇所 限界集落
その集落は滅びることになる
先人たちが工業国家を作ってやったが それがここで立ち位置を変えていくことが大事
選挙の選び方  政治改革 公職選挙法改革
地域は追認型で創意工夫のない社会になっていく
地域でできることは自分たちでやる

岩手県の葛巻町
8500人くらいの小さな町
鉄道はない 温泉はない 国に陳情に行くことを辞めた
酪農と福祉 自分たちは牧草をよくする 農林水産省の補助金をもらうことが仕事だったのをやめた
牧舎 自分たちで本当に一から作り直す
そこからチーズをつくろう バターをつくろうということで地域が蘇る
小さな町に20万人が来る 農林の仕事は農林水産省がするが経済産業省は目の敵にする

いつまでたっても人口減少、少子高齢化

保岡
西洋のモデルを目指して中央の官僚が具体策を練り、政治家がそこに注文をして地方が注文をするという体制 幕藩体制から近代にいく過程 成功体験だからなかなかここから中央も地方も企業も抜けきれないで苦しんでいる


1. 予見性のない国依存型
  交付税の臨時加算
   財源対策債及び臨時財政対策債の発行など
   今は借金で凌いでいてくださいという仕組み
   財源不足を交付税を少し増やしたり、交付税のアフターケア的な借金で埋める
   こんなことを止めるべき 

  国の本来の責務(地方交付税法6条の3第2)
   場当たり的な「年度対策」ではなく、自治体が将来を見通せるルールを変更すべき
   交付税総額が各自治体に交付すべき交付税額の合算額と引き続き著しく異なる場合には

2.自治体が自ら行うべきこと
  歳出の削減
  主要な地方税の税率の変更
  自律的な年度間調整
    英米系の国 日本の固定資産税にあたるもの「レート」という 
毎年、この率を変えている
今年は学校をつくるからレートを変える
地方議員の仕事は納税者のためにレートを低くすること
税率を自治体毎に決められない
しかし、日本では自治体毎にレートを決めにくい制度に
どんなにしても1.4 標準税率
税率を下げようとするとペナルティ
        標準税率未満の自治体に対する起債の許可制度は廃止すべき
        (地方財政法第5条の4 第4項)
 

 霞ヶ関の役人は守旧派ではなく勘違いの人間
 格差を作らないために補助金を配っているという勘違い
 「ダメ自治体」と住民の目 
    ex. DV自治体補助金 DVに理解のない首長もいる
      だから補助金を作らなければいけないでしょうという論理

分権型社会とはどんな社会か
 変動する国際社会への対応
 東京一極集中への対応
 

 全国一律から地方自治の精神の発露
 一体感がない
 
自分の自治体
地域に住んでいる人の立場で知恵を出そうとすると国土交通省
全国一律

地方自治体で農業をはじめとしてこんなことをすれば進むという政策を
 農業の箱物関係の補助金 みかんの選果場 農業用の施設を資材置場にするというと補助金返せと言われる
一回、国庫補助金という「刺青」を入れると消えない
後々、困る それを得るためにものすごく努力しなければならない
しかし、出すときは少し 
請求書出せば払うと思ったら大間違いだ
今まで自分の思っていたことを中央に行くとモゴモゴとしかいえないのではないか
霞ヶ関に戻るとスポイルされる 

減反は限界  戸別所得保証
頑張る農家しか耐えられないというのでは国の農業の安全保障はできない
農業と農村、農家は違い
農林漁業にお金がいくと地域も元気になる
地域資本の本屋さんはなくなっている 本の数や取り寄せはいい
お金が一方的に都会に流れていっている それでは地域に資本が蓄積されない
大手のチェーンの支店のようになっていしまっている だからどこへ行っても同じ光景

 

山本町長
御船町の特産品は品目が多すぎどれかわからない
何でもできるがこれと言ったものがない
JA指導員を町に寄越してほしい その人が集荷に行かれた時に生産性が落ちる
一転突破・全面展開 水前寺菜
たった一人で変わる
何かを変えるためには機構を変えるというが、それでも変わらない
人を変えなければならない
見切り発車
根拠のある見切り発車
バイオマス・タウン構想を認定してもらった
農林金融公庫 金を貸さない SPC特定目的会社でやるしかない
来年度の繰り越すこともできない
理想ではそうだが、各論になると駄目になる
町は、第三セクターはしない
足元にある財産 竹を使って綿をつくろうということで仕事を
収入が入らないと農家も変わらない
いい条件、できる条件を探さない できない条件ばかりを探す 
地域の実情をぜひわかってほしい
現場にあったことをしてほしい


農業 現場を見ずに型にはまった交付金
それに見合った交付金ができれば


田原迫市長
農業は指宿の一番中心の産業
指宿市財政の大枠 
地方自治体が全国一律のサービスを実施するためにどのくらいお金がかかるか
基準財政規模(最低生活費)指宿市 130億円
最低限の教育、医療 税収は42億
足りない部分が交付金として入ってくる
その交付金が2004年度から大幅に削られて四苦八苦
有利な起債を活用して何とかやっていく
残りの70億円を交付金なり、ひも付きでない補助金がくれば思い切ったことができる
安心・安全な食の王国つくり オクラ 空豆 日本一
観葉植物 食料自給率は200%くらい
年間400万人の観光客 指宿ブランド 道の駅 魚館
地元の作物を直接、消費者に手渡すことをしたい
地方自治体も経営体
ただ人員を削っていくだけでは生きのこることはできない
指宿ブランドの確立 
現状では農林水産業の補助金を当てにしなければならないという

3つの問題点
税源を委譲 どれを委譲されても中央が有利 国に残して交付金にする
市民の力
市の中に経営的なプロフェッショナルを

わけのわからない負担金
自治体国際化協会 20年位前にできた
 今でも必要な組織か
 5回連続の渡りのポスト
 JETプログラム
  25年前は全国遍く多くの所で外国人講師を確保するのは難しかった 
  しかし、今ではAETをJETプラグラムで受け入れる必要が減ってきた
  民間の英語学校の先生を
  多額の地方から負担金をとっている
 (ちなみに佐賀県は年間1300万円払っている)

仕組み これで小さい自治体でも5000万とかの予算
    しかし、ハード事業はやりつくしている 8割は国だが2割は自前
    道路は整備されたけど路線バスに対する赤字補填の予算さえなくなって病院にも行けないということが起きる
    膨大なお金を使って住民ニーズを違うことをして疲弊させている
    交付税を嵩上げて自治体に自主的に使えるお金にする


食として守るべき農業と産業として守る農業
分権型農業 どういう攻めの農業が必要か

北川
政治や行政は現実
立ち位置を変えること
 全国的にわかる町は恵まれている
 徳島県 上勝町 1965年6300人の人口 現在2000人
 木材の自由化 オレンジの自由化
 大寒波が来て全く駄目に
 そこへスーパースター JAの横石さん
  葉っぱ 綺麗だとハンカチに包んで帰った
 「葉っぱビジネス 有名な彩のビジネス」
 自分で考え抜いて都市集中型の工業社会から見捨てられている部分を回復する
今、作り直しの時
 全員があれするんだという国のいいなりになるものが部長になる
 陳情にいけ
  本当に変える気があるか
 頭下げさす努力 陳情から創意工夫でやりきるという勇気が必要


道州制をどう考えるか
 国が企画立案して下ろしていく
 国・市町村・道州が協議をしていく
 どちらかと言えば反対 6割
 

 ステーク・ホルダー 主役が主役の権利を持ち責任を果たせると言うのが大事
 地方支分部局
 結果としての道州制
 多くは基礎自治体に政策決定権を与える
 どうしてもそこでやるべきでないことを


 課税自主権
 外交権
 警察権 司法権


古川
 当初予算は政府原案を元に予算を組まざるを得ない
 何の前提もなしに賛成か反対か決めろと言われれば賛成というようにしている
 いい形の道州制であればOK
 国の出先機関をつくるのであれば意味がない
 地方主権型 大事なことを現場に近いところで決められればやったほうがいい
   ex.自殺対策窓口をつくる  九州特有の事例で積み重ねることができる
   国だと遠すぎる 集まったところで決定権ができるようになるのではないか
 九州で反対が多いのはどうしてか
 「せっかく佐賀県が甲子園に出られるようになったのに、道州制になれば出られなくなるのではないか」都道府県の姿は明治に決まってから基本的には変わっていない
  それを気持ちのところでどうか。
 その気持ちのつながりのないところで道州制と言われても勝手にやってくれ
 NTTドコモ九州 JR九州
 「携帯を学校に持ち込むな通知」こんなことをどうして国がやるのか
 家で決めればいい それができないのならば地域で決まればいい
  多布施川 河川敷 暴力団の事務所になった 
 河川砂防課職員 国土交通省に聞いた 河川法に規定はないということで1年
 「これで記事になるかもしれない」案件 
 法律は関係ない頼みにいけ
 形から入っていっても足りない
 
国から押し付け、制度設計の議論ではなく、基礎的自治体・市町村に自由にやらせてほしい
  
 山本町長
 道州制についてはあまり興味ないが考えていかなければならない
 「予算がない 金がない  できない理由は金だけじゃないだろう」
 ミニ集会 「今までは聞けば断りにくいので聞かないほうがいい」ということで
 聞いていなかった ミニ集会で堰を切ったように出てくる
 町でできること
  お金がなくてもできること
  市町村が減って単位自治体が何をするのか全体的な姿が見えないといけない
 合併論議 上からきたから仕方がない 
しかし、住民投票の結果 8割どうして反対か
  

一に教育、二も三も四も教育
 真善美。大きな志を
 
  
田原迫市長
 首長という立場から県を見た場合
 県を見てみても 全ての九州の県に飛行場が必要か
 どこかに一つの拠点港を作ってくれたほうがいいのに
 そういう意味で道州制を考えてもいいのか
 九州としてパワー・アップできるか
 国家と言う字が好き 87兆円という国民の皆さんの税金で動いている一つの家
 しかし、実際には言えという概念が揺らいでいる
 地方分権 平成の大合併で随分進んだが、目的と手段
 市町村合併も手段なのに、財政効率化の視点で捉えられてきた
 この国の形がどういうことであるか

 自分自身が首長をして歯がゆく思っているのは教育
  教育は行政から独立
  全ての子どもたちが巣立っていく
  学校を作り変えなければいけないのに
  教育の現場は厳しい
  全国一律
  やっと一校に冷暖房をいれただけ
  収入的に余裕のある人は私立学校 東京のほうに
 ふるさとの未来を担うのは地域の子どもたち
 教育の分野は基礎自治体である市町村に
 地域で採用された先生が一生涯、その地域に
  その先生に子どもも孫も教えてもらえる
  首長には学校の先生一つ、教科書、一つ権限がない

教育における地方集権化は日本くらいなもの

北川
 道州制 反対ではないが市民や国民に伝わっていない
 可能性と自治体との関係
 道州制 2008年ビジョン懇談会 2018年に実現という報告 
しかし、その時の首相は  福田首相 
分権が進んでから考えようと言うつれない答え
 
北欧 500万人くらい
  75%の税金は高いが授業料は全部ただ
  病気にかかったときは全部無料
  この説明が行き渡ったところで消費税

 どんなにいい政策でも主権在民で民主主義
 究極的には道州制になってくるが 
国会議員が遊ぶ
安部内閣が第二期分権推進法を通した これは厳しい分権
第一期 国から地方への
第二期 県から市町村への
第三期 市町村から市民へ

   これをしっかりやっていただかないと中々道州制にはいかない
 先に分権改革を徹底してからだと思う


最後に住民自治
1月11日 御船町の特集 山本町長 佐賀大学
 市民の目こそが住民自治を変える
 予算の段階から住民の皆さんの意見を取り入れる
 御船町財政基金 2005年、7700万円が2007年にはゼロに
 議会への不信感 利益誘導 
 ここで皆が手を上げてどうかせんと駄目だ
 財政赤字に転落する
 
「私たちはもうこの町を出たい」
 私たちの意見を聞いてくれないではないか
 明細が明確ではない
 マニュフェスト型の選挙で当選
 町民の集会に積極的参加
 議員もボーとしてはおられない
 「町長と話ができるのならば議員はいらないのではないか」
 議会は危機感 他から学ぶこと 
議会報告会
  町政を猛勉強して臨んだ
 
「町づくりマニュフェスト」大会
 500人を超える町民