2009年03月06日(金)
ばあちゃん勉強しゅうか(しようか)?JAMからの要請 中小企業の雇用と技術を守るために・MRIC News 国立がんセンター中央病院院長主催講演会~
【教育の現場を襲う貧困】
教育現場を貧困が襲っています。各地の現状を聞き取り、対策を議論しました。
子どもたちが貧困により学ぶことを諦めなければならないなど、あってはならないことです。
【ばあちゃん勉強しゅうか(しようか)?】
私の祖母「つゆ」は95歳で亡くなりました。
祖母は、父親を戦争でなくしたことで赤貧洗うがごとき子供時代を過ごしています。畑仕事と子守。ろくろく学校にも行けずに大阪に奉公に出されてました。読み書きといいますが、祖母はまともに読み書きを教えてもらう機会を持ちませんでした。165cmはあったでしょうか。明治の生まれの人にしては大柄な女性でしたが、文字が書けないことを私たち孫にも隠していたような気がします。
あれは、小学校の時でした。祖母が私の漢字ノートをこっそり見ていたので「ばあちゃん。一緒に勉強しゅうか?」と水を向けましたが「女は勉強せんでよか。」と酷いことを言い逃げてしまいます。お手伝いさんを2 人もつけられて裕福に育った母と合うわけもなく、いつも激しい口争いをしていました。間に立たされるのが私で、どちらも好きなのに、どうして毎日喧嘩なのだろうと子供心を痛める日々でした。
「聡明さは誰にも負けないほどなのに、どうして物事を相対化して考えることが苦手なのだろう。」小学校も高学年になった私は祖母が気の毒でなりませんでした。当時、「いじわるばあさん」というテレビが流行っていて、「うちのばあちゃんは、このままいけば、あのいじわるばあさんといっちょん変わらんたい・・・。」と悲しくなりました。そんなある日のこと。家で二人きりになったときに「一博さん、字はどがんかくね。」と聞いてきました。確か「な」の字だったと思います。それ以来、ほかの家族には内緒で字を祖母に教えました。
もし祖母が本を読むことができるだけの文字の知識があったならと今でも思います。自分が置かれた世界を相対化できますし、相手の立場も理解が進んで母との確執も減ったのではないかと思います。嫁姑の確執だけでなく、学士さんに馬鹿にされているのではないかという「怖れ」が母を遠ざけていたのかもしれません。母は母で祖母のわからない言葉で応戦するものですから、余計に祖母は頑なになるばかりだったのかもしれません。
何も字がかけることだけが素晴らしいといってるわけではありません。
最低限の教育の機会を奪われることが、その人の持つ可能性を狭めてしまい、日常生活にも「争い」を生むのではないかと思います。
祖母は心根の優しい真っ直ぐな人でした。
いくつになっても門戸を開いている学びの舎を創りたいと思います。
人は学ぶことで社会を豊かにし、安全にすることができます。
「ばあちゃん。勉強しゅうか?」あの言葉をかけたときの祖母の表情が忘れられません。
【JAMからの要請 中小企業の雇用と技術を守るために】
「民主党ネクスト・キャビネット」への政策要請 2009年3月6日
中小の企業でつくるJAMの皆さんから、未曾有の不況にあえぐ現実と危機感、そして雇用と技術を守るための提案をいただきました。
(アルミ建材 住宅建設 鋳 バルブ 鉄鋼 交通 自動車 橋梁 上下水道 水門 38万人の組合員 )です。佐賀にも縁の深い業種がたくさんあります。
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中堅中小のものづくり産業 日本の産業を支える技能技術
しかし、週休4日、5日という厳しい状況
雇用調整金でなんとか職場を維持しているという状況
ものづくりの空洞化 技能技術の空洞化を産んではならない
今の事態が長期化すればさらに危機的に
今後、大胆な財政出動によって内需創出を
現在の麻生政権に要請するよりも次の政権を担う民主党に要請
要請
1 生活関連公共設備の保全・管理に対する緊急措置と長期計画の策定の義務付けと安定実施
橋梁や上下水管管理等において耐用年数を超えて使用されているものが出てきている 国や地方自治体で今後の保全や更新計画を策定しているところは、国の管理する橋梁で11%。地方自治体管理では1%。
2 公共関連施設の耐震化の実施と住宅建設の促進を
学校や病院の耐震化
大幅減税 省エネ住宅機能の高度化
3 環境技術を活かしたシステム作りを急ぎ、新たな雇用の創出と環境立国と技術立国の両立を実現
太陽光・風力発電等クリ-ン発電設備の設置をするための助成を行い、公共施設、工場、事業所や民間住宅への普及を求める
電気自動車システムの導入を促進し、車両の導入割り当てを義務化すること
省エネ高効率給湯器等の導入促進をさらに進めるために、大胆な助成を行うこと
4.新車への買い替え促進
登録後9年以上経過した車両から新車に買い換えるときに、当分の間、自動車取得税・重量税を免除すること
地方公共団体が独自に実施している買い替え促進措置が効果的に展開できるように支援すること
政府・地方公共団体所有の公用車について新車への買い替えを
原口ネクスト挨拶
地方財政計画はマイナス1%です。これではGDPが年間75兆円も縮小するというすさまじいデフレギャップ埋めることはできません。減税を地方自治体が行う権利さえ奪われています。地方の知恵が再生に活かせるように分権実現に図ります。中小企業金融・地方金融についても法案を出しています。単に銀行の自己資本を厚くしても貸し出しにつながっていません。企業は取り立ての対象という制度そのものを変えたいと思います。有無を言わせぬ債権回収で雇用と技術が失われています。直接、雇用を守るための地域金融を実現いたします。緑の分権改革ということでFITを導入して地域できれいなエネルギーを生産して、地域に富が生まれる仕組みを作り上げていきます。
【変革の意志】
「自分が世間に対して捧げようとするものに比べて、現実の世の中が自分の立場から見てどんなに愚かで、ある卑俗であっても、断じて挫けない人間。どんな事態に直面しても『それにもかかわらず』と言い切れる自信のある人間。そういう人間だけが政治への『天職』を持つ。」(マックス・ウェーバー「職業としての政治」より)
挫けない意志・胆力を学びます。変革を実行します。
【MRIC News 国立がんセンター中央病院院長主催講演会~】
MRICから案内が届きました。
がん標準治療「後」を考えると題して国立がんセンター中央病院長主催のシンポジウムが開かれます。
「がんペプチドワクチン療法 希望から失望、そして大飛躍への期待」題したヒトゲノム解析センター長さんの講演や治療開発や紹介医・患者の立場からの発表。
がんの苦しみや痛みを和らげ、克服する希望となるように私たち立法者も頑張ります。
佐賀にシンクロトロン誘致を考えた25年前も、目の前のガンの苦しみをなんとかしたいという思いからでした。誘致は成功し、研究は進んだものの、未だに苦しみを小さくするまでには至っていません。企画されている鳥栖の治療施設にも大きな期待を持っています。
山本たかしさんは、年金のエキスパートでもありました。民主党「次の内閣」で山本さんがMがん基本法苦しい息の中で説明をした時、私たちは、全てわかっているから、承認しますと皆が声を揃えました。通常は法案登録から最低6ヶ月もかかるものを2ヶ月で通しました。