2011年04月14日(木)
一歩前進 東電原子力発電所事故の危機を抑え込むために
昨晩、遅くに佐賀大学元学長の上原先生から電話。福島第一原発の現状の復水器に替わる外付けのプレート型復水器の提案についてはスペックが違うので採用しないとの東電の判断とのこと。その代り別のところに頼んだとの事。考え方を採用しただけでも前進ですが・・。
一体、それにどれくらいの時間がかかるのでしょうか?今あるものを使わず、新たに作ると言うのでしょうか?1分1秒でも惜しむ必要があるし、そもそも総チタン製のものが他にあるのでしょうか?付けたけれど壊れたでは、済みません。
もとより何を採用するかは事業者の判断です。私達も特定の機器を推していらぬ誤解を受けたくもありません。しかし、今も放射性物質は閉じ込められていません。大雨の梅雨、夏の旱、台風の秋。危機管理の深刻な事態にどうして時間を失えるのか?これで万が一旧来型が壊れたらまさに人災です。
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直接、東電本社対策室にうかがってお話をいたしました。担当の皆様は誠実に対応してくださいました。政府にも発災直後から提案を続けています。外型を認めて動いたのは成果ですがまた後手を踏まれてはさらに危機が深まりますので現状を開示しました。 .