2009年03月18日(水)
さよなら河村代議士
河村たかし代議士の送別会を開きました。裁判員訴追委員会の公務が入り、主役は1時間遅れて登場。10分しか一緒にいられませんでした。
 河村代議士はおやじというあだ名で親しまれています。自称総理を狙う男は、名古屋市に。

 まだよちよち歩きの1年生議員だった頃から、本当にお世話になりました。緊張で震えるような委員会質問で隣にいて励ましてくれたのも「おやじ」です。コーラーID法案(個人情報保護法の先駆的法律)、NPO税制法案、納税者権利憲章法案など一緒に起案した法案も少なくありません。
 
 上田代議士(現埼玉県知事)らと不正を正す国会Gメンを結成。金融をはじめとする巨悪と戦ってきました。独特の名古屋弁。既得権益を壊すのにタブ-はありません。議員年金も廃止し、影では一部の国会議員に恨みを買ったこともありました。

 寂しがりやで目を離すと、すぐにどこかに飛んでいく「おやじ」。暖かい人柄から全国でも引っ張りだこでした。4年前の名古屋市長選挙にも立候補を決意。「一博さん、うちの後援会で話をしてちょ。」という言葉を受けて名古屋で講演した後に、テレビカメラの方列の前に駆り出されて、「一博さんが河村たかしを勝手に応援する国会議員の会の会長さんです。」とそれこそ勝手に紹介され、目を白黒させたこともありました。

 TVタックルをはじめとする番組にもよくご一緒しました。政党の党議拘束をなくすべきというおやじは、民主党議員の枠をはみ出して議論するので
討論でもタッグを組んで戦うには、「困った」人でもありました。

 大げさな表現かもしれませんが、一緒に「死線をこえた」戦いをしたこともありました。言っている内容は素晴らしいのに、高度すぎて、ユートピアすぎて、まったく伝わらないこともありました。
「おやじ、ぜひ本を書こうよ。」と何回も申し出ましたが、やっと去年、出版にこぎつけることができました。

 思い出だけが溢れてきて涙がこみ上げてきます。
 もうすぐ国会を離れます。
立派な政治を、これからも目指して頑張ってくれるように祈ります。