2011年04月23日(土)
今、保育に求められているもの
 今日は、唐津保育会で「今、保育に求められているもの」と題して講演いたします。児童福祉法は、第一章 総則 第一条で すべて国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるよう努めなければならない。と定めています。これからの保育のあり方について意見交換も予定しています。  

 佐賀県は保育所入所児童特に0歳児が増加しています。女性の有業率の割合が50.5%で夫婦共働き家庭の割合も九州一です。低年齢児や病児・病後児保育を望む声が高く保育所看護師配置促進特区を作って児童の支援をさらに充実できるようにする決定を行いました。


 幼保一体「こども園」への全面移行を事実上見送った政府案が1月に出ました。こども園、幼稚園、保育所の併存を盛り込んでいます。この政府案では市町村が地域の実情に応じて必要なこども園、幼稚園、保育所等を計画的に整備するとして幼稚園と保育所の廃止期限を設けずに自治体に存廃の判断を委ねています。

 この政府案では自治体は過疎地や都市部など地域の実情に応じて事業計画を咲く絵呈して施設を整備することとなっています。


 もともと保育は福祉・保障の理念から生まれたもので、人間の尊厳を保障するために国・地方が責務を全うしなければなりません。

 加速する社会変化の中で保育はどうあるべきなのか、考えを述べます。 .