2009年07月29日(水)
母の思い
母が生徒さんたちを集めて和歌の勉強会をしていました。
神埼の美しい料理屋さんでのことでした。親しい方ばかりだから、顔を出して挨拶しなさいというので行ってみました。
とても素敵な短歌の勉強会でした。
母がかつて作った歌がありました。
初めて目にする歌でした。
「高熱も少し下がりて頬赤き子は縁側にしゃぼんだま吹く」
私が小学校4年生の時の歌だとわかりました。
重い肺炎を患い、高熱と苦しい息の中で過ごした夏が思い起こされます。
6月下旬に患った肺炎は、どんどん重くなり、夏休みが過ぎても完治しませんでした。命が危ないとさえ言われた重い病気でした。
どんな思いで母は、いたのでしょうか。
しゃぼんだまを吹く、幼い私をみつめる母の眼差しが見えるような歌です。