2009年07月21日(火)
原口一博国会通信2009年65号☆ 2009年7月21日

「澄んだ瞳に託したい」
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 政権交代に向けて!いよいよ衆議院解散

7月21日、衆議院が解散されました。
 
 小泉郵政選挙から4年が経とうとしています。

 この間に政権投げ出しが2回もありました。 
私は逃げないと宣言した麻生首相は、解散して信をとうどころか政権にしがみつき、解散を先送りしてきました。
しかし、衆議院の任期が迫り、終に追い込まれて解散をすることになりました。

 閣議は通常9時の開催ですが、21日は署名拒否閣僚が出るのに備えて8時開催との事です。これも異例中の異例で
す。閣僚がこれまでの選挙について総括する両院議員総会の開催を求め、首相を公然と批判したり、首相の解散権
に口を出すなどということがあるでしょうか?閣僚さえまとめられない首相に日本の舵取りを任せることなどでき
ません。 

 もし署名拒否の閣僚が出ても首相はその閣僚を罷免して解散を決定すると伝えられています。しかし、そのエネ
ルギーさえ残っておらず、両院議員懇談会もガス抜きの場に終わりました。衆議院本会議で解散詔書が朗読され衆
議院が解散、「8月18日公示、30日投開票の総選挙」という日程が決まりました。

 3分の2を越す圧倒的な議席で強行採決を続けた非情な政治。現在の政権与党である自民党がどんなマニュフェス
トをつくろうとも地方切捨て・弱者切捨ての4年間を変えることはできません。天下りを認め、税金の無駄遣いを続
けた4年間も変えることが出来ません。
 
 マニュフェスト選挙において、まず判断されるのは、この任期の間に政権にあったものの過去であり、実績です。
郵政を民営化すれば、サービスはよくなるし、税金も安くなる、外交もよくなるといった自民党のマニュフェストは、
本当にその通りだったでしょうか?分社化ありきの民営化によって国民の郵政事業における権利は損なわれ続けまし
た。かんぽの宿問題などに象徴されるように、民営化によって強いガバナンスを勝ち取るどころか、一部の人間によ
る私物化が進んだのではないかとの懸念が広がっています。
 
 後期高齢者医療制度、障害者自立支援法という悪法も強行採決で有無を言わせず成立させられました。
政治空白をつくることができないと解散を先送りしてきました。この間の「麻生首相の下では戦えない」として麻生
降ろしの動きが噴出しました。このような自民党内のゴタゴタこそが政治空白そのもので、連立を組む公明党からも
苦言を呈される始末です。

 国民の厳しい審判を恐れ解散を先送りするにも限度があります。
ようやく、この4年間の悪政に終止符を打つチャンスが訪れました。私たち民主党は、社民党や国民新党の皆さんとと
もに、自公政権に変わる新しい政権構想をつくり、底割れしている日本の社会を立て直したいと考えています。

 私たちのマニュフェストの多くは、この4年で崖っぷちに追い込まれた国民生活を立て直す緊急措置が盛り込まれて
います。教育、医療、福祉、雇用、1次産業、地方自治・・・・。広がる貧困と格差。若い人たちは就業の場を得るこ
とができず、高齢者は老後の不安に震えています。現場からの悲鳴を無視し続けた政治は、退場すべきです。

 生活が第一。
 官僚丸投げの政権は、国民の声が届きません。血の通わない非情な政治を行います。
命と絆を守る政治に政権交代をしていきましょう!民主党を教育と人権の政党です。私は人間の尊厳を最も重視する政
治を構築するために活動を続けてきました。
 
 私たち民主党は、友党の協力をいただき改革を求める主権者との連帯で名古屋、さいたま、千葉市長選挙で勝利し、続
く静岡知事選挙、東京都議選挙でも勝利しました。解散になれば、衆議院の圧倒的議席はなくなります。この40日間、参
議院だけが国会としての議席になり、国会での第一党は民主党になります。参議院の民主党同志が、国政調査権を背景に、
様々なこれまでの政権の膿を出していきます。40日間の長い期間をとることで麻生内閣は体制建て直しの猶予を考えたの
かもしれませんが、私たち民主党は国政の第一党としての位置を利用して、これまでのように衆議院の与党3分の2の議席
に邪魔されることもなく、国政の課題を明らかにすることができます。
 

 国民を直接支援する民主党の政策を実行して社会を立て直しましょう。生活の安心を勝ち取りましょう。
子どもたちの澄んだ瞳を守るために、絆を深め連帯を築いてきましょう。
 主権者一人ひとりが主役です。主役が主役の役割を果たすことができる選択の日が今日、これから決まります。気を引き
締めて戦いにのぞみます。皆様の民主党に対するご支援とご協力を心からお願いいたします。

 
 

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