2009年06月12日(金)
原口一博国会通信2009年53号☆ 2009年6月12日

「澄んだ瞳に託したい」
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 引きこもり対策基本法制定を~

 民主党市民政策議員懇談会とひきこもり対策作業チーム合同で引きこ
もり問題に取り組むNPO・家族会の皆さんからヒアリングを行い、引き
こもり問題についての抜本的対策や支援策を話し合いました。
 
 次世代問題としてのひきこもり問題についても議論をしました。
 引きこもりの原因も幅広く全く無病理性の人から神経症に至る方まで様
々な方が。発達障害や人格障害のある方まで人間の深遠な心にまで関係す
る深刻な問題で、家族関係、社会関係などで傷ついている若者が増えてい
ます。

 ところが、一部には引きこもりは、単なる親の甘やかし、子の甘えと捕
らえられている部分もあり、行政の中でもエアポケットのように取り残さ
れています。

 NPO調査による165万人という数字はけして小さな数字ではありません。
救済策もとられておらず、二次障害、三次障害で家族もおかしくなってい
く実態を詳らかに報告いただきました。

 ひきこもりの実態把握と有効な対策について考える時、家族も機能不全
に陥っている場合が少なくないことを十分考慮に入れなければなりません。
家族関係も壊れやすくそれを修復するための取組みがあわせて求められます。

 ひきこもり本人の平均年齢は、30.12歳とされており、そのうち男性が8割、
女性が2割という数字が報告されました。青少年総合対策推進法案の修正案
を私が提案しましたが、初めて法文に引きこもり対策の文言が入りますがこ
れまではひきこもり対策についてはよって立つものがないために具体的施策
につなげることにも多くの困難が伴いました。 

 ひきこもりの実態は無病理性の方から障害のある方まで百人百様です。
対人緊張・対人不信・対人恐怖にて共通点があり、ひきこもり履歴5年以上の
ケースはほとんどがリバウンドを繰り返し、長いひきこもりの方には二次的
に様々な障害が起きている可能性もあるといいます。

 特に10種類の人格障害 ICD-10やDSM-IVが惹起増幅したり他の疾患と併合し
たケースは対応が厳しく困難です。

要望事項として以下の諸点をいただきました。
===
精神保健福祉法の拡大適用か引きこもり支援法等の法律の創設
ひきこもり外来の県ごとの創設
ひきこもり総合支援センターの創設(チーム医療体制)
専門家の研修育成
ひきこもりのタイプ別対策
カウンセリングへの保険の適応
長期重篤な当事者へは福祉介護保険の対策を
中間施設への助成、家族会の様々な機能と役割への支援助成
社会的資源のネットワーク化
ひきこもり回復途上者や回復者を後輩の家族、当事者のケアーとする有償ボラ
ンティアとして活用
スローライフを選択しても生きていける懐の深い社会
自分たちの生き方でも生きていけるというクリイエイティブな社会を創造

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