2009年05月30日(土)
原口一博国会通信2009年46号☆  2009年5月30日

「澄んだ瞳に託したい」
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「亡国の予算」が国民にもたらすもの~中田市長に学ぶ・協働と説得の政治


 「自分で足を踏み出しそうになったら土俵を勝手に変えられる国と違って
地方は、限られた条件の中で市民に協力を求め、政策の優先順位を説き説得
をしている。」という中田市長の言葉は、同じ松下政経塾の同志として多く
の示唆を与えてくれる言葉でした。
  中田さんの応援に車に乗り込んだ8年前。私が乗った街頭演説車にはウグ
イス嬢もおらずに私と中田さんだけ。自らマイクをとって「6兆円の財政赤字
の連帯保証人の横浜市民の皆さん。これでいいのですか?」と訴えて回って
いました。「成長と拡大を前提にした仕組みは全部見直す」という基本姿勢
ですでに1兆円の財政赤字を削減しました。今まで自分たちがやってきたこと
の全面的な否定となる2万7千もの官僚機構の論理による抵抗もすさまじかった
のではないかと推察します。しかし、足を引っ張りながらいつまで持つかわか
らないという状況を続けるわけにはいかず、改革は断行されました。
 
 「POLICY TO HELP」(困っている人を助ける政策)
 とPOLICY TO SOLV(問題を解決する政策)に分ける
とすれば、課題解決型の後者の政策を断行したと中田市長。
まずは課題を解決して次に備える必要に迫られていたという現状認識を強烈に
感じました。

 まるで物をもらわなければ損といわんばかりの「物を乞うような思考回路を
国民に植え付けているのではないか」という国政を見る厳しい目は、政権にある
ものだけでなく、私たち次の政権を目指すものも心得ておかなければならないこ
とです。
 
 全ての政策がばら撒きに見えれば、国民の間にどんよりとした不信感が広がる
のは避けられません。私たち民主党は、この危機において、生活も人権も守るこ
とができない人たち、守れなくなる人たちに対して危機回避を行うための政策を
掲げました。子ども達に、様々な疾病と戦う人たちに、そして年金に。莫大な基
金を積んで天下り法人の力を温存しようとする政治とは真逆のものです。
 
 ただし、国民に説得と協力を同時に言わなければ、麻生政権と同じバラまきで
はないかとの誤解を受けてしまいます。霞ヶ関を解体して地方分権を行う過程に
おいて、消費税の議論を行うことは避けて通れません。政策資源が限られ、国の
借金は膨大な額になっています。後世の子や孫につけを回すわけにはいきません。
政治を司るものとしての姿勢が問われています。

【緊急経済対策の落とし穴】
 「二週間でとにかくお金を使うように予算を組んでほしいと言われても、とんで
もない公金の使い方はできません。」「仕方がないから当初予算査定でもはしにも
棒にもかからなかった筋悪案件さえも通さざるを得ません。」「道路の建設といっ
ても用地買収費に補正予算がつかないのもあり、せっかく本体工事予算があっても
買収ができずに断念などということもあります。」「未来を見据えた予算では、全
くありません。」「100年に一度の危機対応というお題目に踊らされた、とんでもな
い税金の無駄遣いです。」
 地方自治の現場から聞こえてくる声は悲鳴を通り越しています。

 

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