2009年04月20日(月)
原口一博国会通信2009年32号☆  2009年4月20日

「澄んだ瞳に託したい」
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【救える命・救急救命支援体制の充実を】
理事会で提案して総務委員会での東京消防庁視察が実現しました。様々な
委員から「ありがとう。現場の今を知ることが大事だね。」と言われまし
た。現地現場主義の大切さ・・・松下幸之助さんから口すっぱく言われて
きたことです。国会議員はいくつもの法案を抱え、外交案件から金融案件
まで幅広く問題解決を同時進行で行っていかなければなりません。しかし
忙しさのあまりに現場を蔑ろにすれば、まさに机上の空論の法律ができか
ねません。
 
 視察を提案したのも、消防法改正を前に、現場を視察して、社会が高齢
化・複雑化していて救急救命の現場を抜本的に支えなおす必要があると考
えたからです。それとて日本一財政的に恵まれた東京における消防であっ
て、これが離島や山間部に同じことが言えるかといえば全く違うと思います。

 それにしても一刻を争う事態での対応には多くの共通点もあります。いか
に早く医療につなげるか。人員配置や連携体制整備し、日頃から病歴などの
データが電子化され管理されていれば、大きく結果が好転させられます。
 東京消防庁では24時間体制の医療相談も受け付けていました。子どもと成
人に分かれた精緻な救急プロトコル(相談のための手順書)が医師会などの
協力によって作られていました。救急医療に参加し協力した医師には特別の
賞状が用意され、大きな誇りとなっているとのことでした。
 この医療相談の精緻な手続書もとても参考になりました。全国の皆さんに
もお目に入れたら子育ての現場などでとても役に立つと思い、どうしたら見
られるのかと聞きました。
 本が出版されているとのこと。しかし、一冊6000円以上します。知識の集
約ですから無理もないことです。著作権があるものをただでインターネット
に開示してくださいとはいえません。国の予算で買い上げて、せめてインタ
ーネットで、子育て中のお母さんやお父さんたちにも見ていただけるように
考えていただけないかとお話しました。


【赤い車と白い車 PA連携】

火事でもないのに消防自動車が止まっているのをよく目にします。
あれって何だろうと思っていましたが、昨日の東京消防庁の視察でPA連携とい
うことが、わかりました。
 300台を超える救急車を保有していても、常時その半分以上が出動状態で本部
に帰ることなく次の出動がなされるという状態です。救急救命は文字通り一刻
を争います。いかに早く現場に駆けつけ、以下に早く必要な措置をするかで救
命の成否が決まります。
 人形を使った模擬救急では、防護服が着けられていませんでしたので大丈夫
かなと思って質問しましたが、実践では感染などから救急隊を守るために着用
されていると聞いて安心しました。社会が複雑化して様々な病気やあるいは細
菌テロなどの脅威も危機管理しておかなければなりません。

 巨大都市東京と地方でも消防・救急は違う様相を示していると思います。 
次は佐賀の消防署を視察してみたいと思います。

_________東京消防庁の資料から引用です_______
 「PA連携(愛称‥ファイヤ・クイック・エイド)とは、ポンプ車(Pumper)と
救急車(Ambulance)が同時に出場するものであり、双方の頭文字から「PA」と
名前をつけたものです。東京消防庁では、平成12年4月1日から、早期にポン
プ小隊等が救急現場に先着し、ポンプ小隊等と救急小隊が連携して傷病者の救
出、救護処置を迅速かつ確実に行う行動をより充実させ、心肺機能が停止した
傷病者に対して多くの救急資器材を必要とする高度な救命処置を行う場合や、
階段・通路などが狭いために傷病者の搬送が難しい場合など、救急隊員のみで
は対応が困難な事態に備えるため、要請の内容から必要と認められる場合には、
救急車に加えてポンプ車などの消防車を同時に出場させ、救急隊と消防隊とが連
携した救急活動を行うものです。 (引用終わり)
 
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