「澄んだ瞳に託したい」
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テポドン2改良型?平和と安全に対する脅威
北朝鮮のミサイル発射は、失敗だったようです。
単なる打ち上げ花火に終わったのではないかとの観測が出ています。しかし、危
機の実相は深刻ではないかと思います。大陸間弾道弾ミサイルに核を搭載する能
力を得たのではないかという危険性については慎重な分析と対応が必要です。
北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)は5日、北朝鮮が人工衛星を軌道に乗せたと
の主張について、「2段目以降は太平洋に落下し、何も軌道に乗らなかった」と
否定しました。
日本政府は当初、11時半打ち上げ、第1段が日本海(秋田西方280キロ)
次が日本の東1270キロの太平洋上に落ちた、と発表しましたが、この2段目
が分からなくなったとのこと。二度にわたる誤報発令といい「ミサイル見失い」
といい、信じられないことばかりです。
「2100キロまでは自衛隊が追尾していたが、その先は追尾を終了したので
不明だ」といいます。「追尾を続けていたが、太平洋に落下したのか信号が消え
た」というのならば納得しますが、追尾を終了したとはどういうことでしょう。
いったい、このテポドン2型改良機と思われる物体が、どこまで飛んだのか、
本当に人工衛星だったのか、衛星打ち上げに成功したのかさえわからないという
ことでは、済まないと思います。安全保障上の追尾能力を秘匿するための配慮で
このような表現にとどめているとすれば、話は違ってきますが、初歩的ミス続き
の対応を見る と、とてもそのような「配慮」とは思えません。
「弾道ミサイルに関するすべての活動の停止」を求めた国連決議に違反すると
して、厳重抗議していますが、論拠を明確にするためにも事実の開示が必要です。
「なぜ日本はテポドンで右往左往するのか?技術に定見を欠く人材育成がもた
らしたもの」と題して伊東 乾氏が興味深い論文を日経BPに寄せておられます。
衆参の本会議で抗議決議を行いました。
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