2009年03月23日(月)
原口一博国会通信2009年23号☆

「澄んだ瞳に託したい」
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民主党佐賀政治スクール1期生から~全国最年少首長の誕生

 民主党佐賀政治スクールの第1期生武廣勇平さんが佐賀県の上峰町長に
当選しました。 学生時代から私の事務所にも勉強にきてくれて「依存と
分配の政治ではなく自立と創造の政治」を目指し頑張ってきました。武廣
さんとの出会いは、まだ彼が上智大学の学生の時でした。大学で開催され
た政策シンポジウムに講師 で呼んでくれました。学生とは思えない統率
力。元気いっぱいで明るいリーダーシップ。謙虚な姿勢。川崎参議院議員
の事務所で私設秘書として勉強しながら志を暖めました。そして 今回の29
歳での故郷上峰での挑戦です。しがらみのない若者の大きな挑戦にたくさん
の支援の輪が広がりました。

 現職の町長が公職選挙法違反で失職した後を受けての選挙でした。
 自衛隊目達原駐屯地を抱える上峰町は県内でも有数の財政基盤を誇った町
でした。しかし、それが今では最も厳しい財政状況に。情報公開を積極的に
果たして、町長の「給料」を半分するという若い力に期待が日増しに高まり
ました。

 自治体の破綻は、市民にも計り知れない影響を与えます。大きな市民負担。
各種市民サービスの廃止。地域間の平均所得の最高と最低の格差は3・4倍を
超えています。夕張市は、5万6000円という保育料にもなったという報告を受
け対策を要請しました。しかし、これらの問題は夕張の留まるとは限りません。
財政健全化法が4月から施行され夕張の事態は、全国でも現実となりつつありま
す。
 
 これまでの古い政治意識を一掃するにも大きな障害があります。障害はそこ
に住む人たちの「しがらみ」から来るものもありますが、放漫経営や独裁体制
に起因するものも少なくありません。政治が腐敗し、箱物ばかりをつくって借
金まみれとなった地方。悪政の担い手を選んだ責任は、最後には市民に返って
きます。

 政策チームをつくり、人事を進め、改革を着実に実行していくタスク・フォ
ースが必要です。財政再建・地域経済の建て直し・分権計画の先取り・情報公開
による旧態然とした政治風土の一掃。
 住民が主役の政治をするために、気の遠くなるような作業が待っています。私
のスタッフだった友人たちにも衆知を集める仕組みづくりを頼みます。

 
 全国最年少の首長誕生です。地方分権・開かれた町政を進めて、町を再建しま
す。若いリーダーを町民の皆さんがみんなで支えて町を育んでいってほしいと思
います。