2009年02月28日(土)
原口一博国会通信2009年14号☆

「澄んだ瞳に託したい」
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 ボロボロの年金運用損で新たな国民負担も~
 年金運用改革は待ったなし!


 「年金運用を根本から改革すべきだ」と訴え続けてきました。
予算委員会で毎年、追及し続けています。平成15年に上田代議士
(当時 現埼玉県知事)とともに指摘をして、政府は苦し紛れに一
部改善をしましたが、それも部分的で運用損を垂れ流しています。

 数次にわたり具体的な改革案も出しているのに、政府与党は見て
見ぬふりを決めこんでいるとしか思えません。1年前の予算委員会
でも担当相が改革を口にしたのに、一歩も前に進んでいません。

 終にその怠慢と無責任のツケは、誰も払えないくらいの運用損と
なって国民にのしかかっています。

 政府が昨日、10-12月の運用実績を発表しましたが、過去最悪
の5.7兆円運用損です。たったの3ヶ月で消費税約2%分が吹き飛
んだ計算になります。
 年金の試算の予定利率は4.1%です。実績との差は、マイナス1
0.19%。過去5年で予定利率を上回ったのは1年だけというので
は、誰も政府の年金試算を信用しません。

 私たちの年金保険料負担は毎年上げられています。給付額は毎年下
げられています。その理由は政府与党によると「少子高齢化のため」
とされています。これはある意味「嘘」です。年金運用そのものを失
敗して大穴を開けているのです。

●年金運用損失5.7兆円 過去最大最悪

 厚生労働省所管の年金積立金管理運用独立行政法人2月27日公表

 08年10~12月期の年金資金運用結果。
市場運用分 収益率マイナス6.09%、四半期ベースで過去最大の赤
字幅となる5兆7398億円の運用損。

 08年4~12月期で8兆6738億円の赤字
 過去最悪の赤字は07年度の5兆8400億円。08年はそれをさらに
上回る赤字。