2009年02月24日(火)
原口一博国会通信2009年12号☆

「澄んだ瞳に託したい」
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 総務委員会大臣所信質疑

 総務委員会で質疑に立ちました。まず政府に対して急激な経済悪化・地方財
政悪化に対応するため 増額修正に応じるように強く求めました。
 無残な公共事業の強行で自然も暮らしも壊されています。有明海の窮状を訴
え、諫早湾干拓の開門調査を強く求めました。佐賀地裁の判決を不服として控
訴した時の責任大臣(当時の法務大臣である)総務相に認識を聞きましたが、
生態系を壊すことをこれ以上許してはなりません。開門できない理由は全て論
破しています。農水省は開門のアセスも理由にならない理由をつけて引き伸ば
しています。総務省答弁が3月2日の控訴審判決を正しく導くことを期待します。
 
 かんぽの宿の不透明な譲渡が大きな問題になっています。小泉郵政民営化が
如何に欺瞞に満ちたものであるかを象徴する事案です。私が総務委員会理事会
で提出させた総務省の資料によると決済者である郵政行政部長が行ったとされ
ています。「本件について認可の決裁者は文書決済規則上、郵政行政部長であ
るため、鳩山総務大臣の決裁を得て認可したものではない。このため大臣は、
年明けの時点では知らなかったもの」としています。
 大臣の決裁を飛ばすことができるのでしょうか?とんでもないことではない
かと思います。
旧赤坂一号社宅は、なんと坪100万円で売却されていました。都心の一等地
ですが、500坪ですから5億です。この500坪をもとに抵当権設定が40
億円もされていました。まさに濡れ手で粟です。競争入札に際しても不動産鑑
定の妥当性も疑われます。資金証明さえなかったことも明らかになりました。
 そもそも固定資産税価格がどうして簿価の7倍もあるのか?日本郵政だけは
違う価格で動いているとしか思えません。沖縄の那覇市美栄橋郵便局について
は、約1億円でCAM6に売却されていますがオリックスが28億円の極度額の根抵
当権設定がされています。
 事業譲渡という名目でバルクでの入札をしていますが、このファイナンスを
しのも、物件を取得したものも政府の規制改革会議に関わった者でした。千円
で買った、1万円で買った物件が4700万円、6000万円で転売されたことも明らか
になっています。入札の結果が出る前に予め買い付け証明があって格安で売り
払われるということが決まっていた出来レースではないかという疑いが益々、
濃くなりました。
 さらなる追求を続けます。