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2001年8月6日 原口一博国会通信(40) DIGITAL SYOKASONJYUKU 参議院選挙所感 逆風の中で得たもの5日 参議院選挙で民主党は、比例得票を前回より約300万票減らし、一人区の選挙区のほとんどを自民党に独占されるなど、与野党議席を逆転させて衆議院解散に持ち込むという政権戦略の大きな見直しを迫られる結果となりました。 吹き荒れる小泉旋風の中で、直近の出来事までもが過去に流されてしまいました。KSD事件や官房機密費横領事件などこれまでの相次ぐ不祥事だけでなく政策失敗による未曾有の不況の責任、外交の大幅後退すらも消し飛んだ形です。 「いろいろ問題はあるけど、とりあえず思い切ったことをしてくれそうな小泉改革に最後のかけをしてみよう。」「せっぱつまった状況で、政権交代まで待っていられない。ここは今の与党に任せてみよう。」「停滞した経済と倦んだ政治状況が「情緒的なスローガン」に国民を飛びつかせてしまった。」選挙後交わされる様々な分析は、もっともだというものもかなりありました。 民主党は、議席を4伸ばしました。若く優秀な人材が地方の複数区を中心に議席を得たことは、何よりの前進です。この逆風の中で大いに善戦したとの見方を心情的にはしたいところですが、得票では「大敗」したことも事実です。事実を謙虚に認めた上で、「真の政権政党に向けて力をつける」対策を建設的に論じる必要があります。 野党が議席を減らす中で、国民は民主党にどのようなメッセージを送ったのか。虚心坦懐に分析してみる必要があります。国民は、民主党の議席を増やして自民党に次ぐ勢力としての地歩を与えてはいますが、まだまだ「頼り」にするまでには至らないというのが率直なところではないでしょうか? 選挙ステーションでも述べたことですが「選挙の争点化に失敗すれば野党が負ける」のは条理です。争点が小泉構造改革であれば、積極的なメッセージを発し、それを実現できる立場にある与党が勝つのは必然だと思います。政権を挑む側が独自の争点を設定し、そこに「失政続きの与党」を追い込んでいく戦略こそがオーソドックな道だったと思います。 選挙の争点は、空疎な改革の言葉遊びでは断じてなく、「国民のくらしの再建」こそを最大の争点とすべきだと思います。「小泉改革はできるか?」などという評論家のようなことでは駄目で、民主党ならこう立て直すという積極的メッセ−ジこそを伝えるべきだったと思います。 私たちは、社会・経済を再建させるための構造改革の青写真も法律案も予算の組替え案も既に完成しています。にもかかわらず、それを何故平易な言葉で伝えられないのか?国民に浸透しないのか?ダイナミズムで遅れをとり、ひ弱で頼りないイメージをもたれるのは何故か?真摯な反省が必要です。 比例区の得票を分析していると既存支援組織の得票力の低下は、民主党、自民党とも大きなものがあります。知名度の高い有名人も一人で大きな票を稼いで、比例票の上積に貢献した候補は、ほとんどいません。あれほどの小泉旋風にもかかわらず、投票率が3ポイントも低下したことも着目すべき事実です。 「お祭り騒ぎのような選挙が終わって現実と向き合うと、何も進んでいないどころか、どんどん悪くなっているのに唖然とします。」と指摘する声が増えています。内閣支持率も下がり始め、これまでなりを潜めていた、いわゆる「抵抗勢力」も息を吹き返しました。 外務省人事で首相と外相が激しく対立し、大きな亀裂を残しました。国民が求めている「構造改革」についてもこれからがいよいよ正念場です。 足元をしっかりと固めて未来を拓く努力を旧にもまして重ねていきたいと思います。 「民、重しとす。」 「国民の声の中にある真実を真摯に受け止めたい。」それがこの逆風の中で得た大きな成果です。志高い、優秀な「ネイティブ・デモクラッツ(当選したときから民主党)」が少しづつですが増えています。厳しい環境の中にも力を奮って最後まで勇敢に戦った全ての同志に感謝を捧げたいと思います。 ■ DIGITAL松下村塾〜原口一博国会通信 メールマガジン登録 |
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