2002年6月18日
原口一博国会通信(82)                         DIGITAL SYOKASONJYUKU

          日韓ワールドカップ開催地バリアフリーチェック
                      −民主党市民政策議員懇談会−

 日韓ワールドカップ・サッカーでは、各国の選手の素晴らしい活躍やサポートする全ての人たちのご努力を祝福したいと思います。スポーツの素晴らしさ、平和の素晴らしさが全世界に発信され国境を越えた連帯が築かれようとしています。

 民主党市民政策議員懇談会で<日本―在日―韓国>ユースフォーラム日本準備委員会、DPI日本会議が主催となって行ったワールドカップ開催地計20都市のバリアフリーチェック結果についてヒアリングを行い、意見を交わしました。(韓国はユースフォーラム韓国準備委員会、障碍友権益問題研究所、障碍人便宜施設促進市民連帯が主催者)

※ 韓国では「障害者」を「障碍人」と表現します。

 「日本と朝鮮半島における過去の歴史的関係を考えた時、ワールドカップの日韓共催は大きな意味を持っています。<日本―在日―韓国>ユースフォーラムは、これまでの歴史に学び、人権・平和・民主主義という普遍的な理念を持った日韓市民交流を実現したいと考えています。そのために私たち市民の一番身近な「政府」であり、ワールドカップの開催自治体が人権に配慮したまちづくりをしているかどうかチェックすることを考えました。

 DPI(障害者インターナショナル)日本会議は、障害者の真の「完全参加と平等」をめざして、当事者主体の障害者施策と障害者の権利擁護の確立に向け、活動してきました。(中略)2002年には、国連アジア太平洋社会委員会(ESCAP)で「アジア太平洋障壁からの解放の十年」が議決される見通しです。私たちは、議決をきっかけにアジア地域の障害者の地位をアジアの障害者とともに向上させていかなければならないと考えています。そこで同じ2002年に行われるワールドカップをきっかけに、韓国の障害者の仲間たちとともにバリアフリー社会を創る取り組みを行おうと考えました。」

 「各自治体の空港や主要駅から競技場までのアクセス(駅、トイレ、エレベーター、公衆電話、転落防止、視覚障害者の情報保障、音声誘導、聴覚障害者の情報保障、外国人向け情報保障、駅〜競技場)また競技場施設の整備状況(入り口、避難経路、車いす用客席、トイレ・・・・)などやサイトライン(車いす席からの視線確保)について当事者の視点で採点していただきました。」

 この結果については新聞その他で報じられたとおりですが、自治体に改善要望を出し、実際に改善が進んだところも多くありました。

              http://youth-forum.soc.or.jp/projects/barriche.html

 2002年秋には、いよいよDPI世界会議が札幌で開催されます。市民政策議員懇談会発足当初からともに歩んできたDPIの皆さん。その地道な運動を私たちも下支えしてきましたが、「障害者の視点」に立たなければわからないことを数多く教えていただきました。

 例えば飛行機は障害者の方が乗ることのできる座席数は緊急避難扉の数×2と限られています。DPI世界会議など大きな世界大会があれば成田や関空などで障害者だけが乗りそこなうこともありえます。今回の世界会議では、国土交通省や航空会社の皆さんもご尽力いただいて特例的に一つのバリアを取り除くことができました。

 私たちには見えないバリア。心のバリアを取り除くためには、チャレンジド(障害者)の皆さんと一緒に参加して行動することだと改めて実感しました。


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