2002年11月1日
原口一博国会通信(90) DIGITAL SYOKASONJYUKU
インド洋、アラビア海で何が行われているか?
民主党外交安保部門会議でテロ対策特別措置法の延長問題及びインド洋、アラビア海における自衛隊の展開状況についてヒアリングをしてテロ特別措置法に基づく協力支援活動等について検証をおこないました。これまでの主な経緯は以下のとおりです。
2001年 10月 5日「テロ特別措置法国会提出」
同年 11月 2日「テロ特別措置法」交付・施行
同年 11月16日「テロ特別措置法に基づく基本計画」の閣議決定
同年 11月20日「実施要綱」の策定
同年 11月27日衆院本会議において、テロ特別措置法に基づく協力支援活動等の実施に関し承認
同年 11月30日参議院本会議において、テロ特別措置法に基づく協力支援活動等の実施に関し承認
2002年 5 月17日「基本計画」及び「実施要綱」の期限延長(同11月19日まで)
自衛隊は、米艦艇に対して126回、英艦艇に対して6回、合計132回、給油量22万4千klの給油を実施しています。(10/27現在)9月末までに149億円が執行されたこととなっています。さみだれ(護衛艦)、さわぎり(護衛艦)、ゆうだち(護衛艦)、きりさめ とわだ はまな(補給艦)らが派遣され、「砂塵・高温・多湿 かんばん上は80度にもなることもという過酷な環境の中、支援活動がおこなわれた。」との報告が政府からありました。
現在この「基本計画変更」が課題として上がっていますが、11月19日の延長期限が迫っているにもかかわらず具体的な方針は示されないままです。
アフガニスタンにおける「テロとの戦い」で米軍は、「マウンテンライオン作戦」としてアフガニスタン山間部における掃討作戦を展開しています。パキスタン国境とのトライバルエリアの問題もあり、作戦に困難を伴っています。
政府の発表では、
アルカイダ28人拘束死亡が確認されている幹部 12人
タリバン 27人拘束死亡が確認されている幹部 7人
10月6日、10日 アルジャジーラ放送についても拘束した幹部に確認させていますが、ザワヒリ氏とされる肉声は本物であることを確認しています。オサマビンラディン氏についても本物であることを確認していますが、いつ録音されたかわからないのが現状です。アルカイダのチュニジア・モロッコ・サウジアラビア等への拡散も懸念されています。
政府との議論の中で同僚議員から「アフガニスタンともう関係無い。今やっているのは治安維持で全く性格が違っている。これに対してテロ特別措置法でやることは合理性がない。」「やっていることは法律の範囲を越えている。いつの間にか米軍の通常展開支援になっているのではないか。」「米軍の軍事作戦はどんなことをやっているのか。」「空母が何隻、何がどこに展開しているのか、どの部分を給油という形でバックアップしているのか。洋上にいる米軍・英軍の艦船は何をやっているのか明らかにすべきではないか。」という指摘がありました。
「米軍のイラク攻撃」がいよいよ現実のものとなるような議論が行われています。「テロ特別措置法に基づく基本計画」の変更についても確かな検証のもと、しっかりとした議論が行われることが「必要最低条件」です。なし崩し的にオペレ―ションの裁量が拡大することはあってはなりません。政府に明確な説明責任の遵守を求め議論を深めていきたいと思います。
■ DIGITAL松下村塾〜原口一博国会通信 メールマガジン登録
|