2005年1月1日
原口一博国会通信(145)                 DIGITAL SYOKASONJYUKU

          私たちの国づくり
   しがらみ一掃 − 2005年の年初にあたり



 2004年を振り返ると「災」という文字が当てられたとおり、様々な災害に見舞われた一年でした。政治的には、民主党が衆議院選挙に続き、参議院選挙も躍進し、政権交代への基盤を一歩前進させた年でしたが、依然として政権交代には至りませんでした。道半ばという意味で「半」という言葉を私は2004年に当てました。

 私自身は、民主党『次の内閣』規制改革/人権・消費者問題/子ども政策担当大臣として児童虐待防止法、消費者基本法、障害者基本法の抜本改正案を成立させ、子ども国会の皆さんとの交流から国連での議論まで、これまでのネットワークをさらに幅広く拡大させることができました。しかし、拉致被害者の救出は、依然として実現できず、座長としてまとめ上げた民主党独占禁止法改正案は、今年の国会での議論に送られました。年金の闇や金融の闇については、益々深くなるばかりですし、民主党規制改革も道半ばです。

 民主党市民政策議員懇談会事務局長として市民政策・市民公益を掲げて様々な活動に挑戦しましたが、民主党の活動方針からは市民政策の文言が消えました。自由党との合併や選挙の勝利などで、衆参の新しい仲間が増えましたが、大きな改革主体を機動的に、しかもオープンに運営していく課題を抱えたと私は感じています。

 税金の無駄使いを厳しく正し、政権交代に向けて戦う迫力も、まだ不十分です。国民のために、国家のために自分を空しくして戦う姿勢が国民からは見えなければ、政権交代のダイナミズムは生まれません。

 2004年は、建前だけを繰り返し、お互いを非難しあう空疎な外交が展開された1年ではなかったでしょうか。国民が平和で安心して暮らすための外交の戦略的な展開が欠如している現実を目の当たりにしました。

 私たちは、新しい日本を導く戦略を持った指導者チームを必要としています。


 「戦後の政党政治の寿命が尽きた今日、問題解決能力を 失った「古い政治」が今なお排除されないことで社会の混迷と閉塞感が一層深刻になっています。ごまかしたり先送りしたりということができない状態であるにもかかわらず、 政策が中長期的な展望を持たずに切り張り的に提出されるために国家の迷走状態が続いています。さらに深刻なことに規制と官僚機構を利用した所得再分配は、膨大な財政赤字を垂れ流し国民の不安を増大させています。
 我が国の国際的地位の急落は目を被わんばかりです。目先外交は莫大な対外援助のツケだけでなく安全保障上もっとも大切な「信義」の失墜をもまねいています。日本の政治が国際的に見ると将に脱線状態にあるのは、政治が理念を無くし、当事者意識やその責任さえも遺棄してしまっているからに他なりません。


 危機意識を共有する全ての人に呼びかけます。
 この国を愛し未来への責任を果たそうとする全ての人々に。
 情報を共有して危機を脱出するための行動を起こすことを。
 国民の理想を実現するためのネットワークの設立を。」

 上記の文は、私が国会通信を始めるにあたって記した文章です。2005年こそ、これまで以上に努力を重ねたいと思います。しがらみを一掃し、大胆に行動していきたいと思います。

 これまで「とらわれていたもの」は何か。私たちが理想を形にするうえで欠けていたものは何か。人材を集め育むために何をすればいいか。新しい仲間をどう迎えるか。2005年を自分自身も含めて「育」の年として行きたいと思います。

 今年も1年ご指導・ご支援をよろしくお願いいたします。たくさんの祝福がありますように。


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