2005年2月5日
原口一博国会通信(148) DIGITAL SYOKASONJYUKU
第二の薬禍事件フィブリノゲン
家西参議院議員の追及と怒り
衆議院予算委員会でフィブリノゲン事件について取り上げました。
フィブリノゲン製剤は、人の血液の成分を原料とした薬品の一種で、かつては大量出血時の止血の目的で、多くの医療機関で用いられていました。フィブリノゲン製剤の原料に混入した肝炎ウイルスの不活性化が不十分で、これを投与された方々が肝炎ウイルスに感染する危険にさらされていることを私たちは薬害エイズ事件で薬禍被害にあった家西悟参議院議員を先頭に追及してきました。
製剤だけでなく、この製剤を生体接着剤のフィブリノゲン糊として研究使用外使用がされてきた疑いがもたれています。C型肝炎については、抗ウイルス療法(C型肝炎ウィルスを肝臓から追い出す)や肝細胞の破壊のスピードを抑える治療法が発展しつつある一方で、放置すれば肝炎や肝硬変、肝臓癌などの危険が高まることがわかっています。早期発見、早期治療がなによりも大切です。
私たちの調査では、この製剤が大量出血をした場合だけでなく、大量出血が予想される場合にも使用されていた疑いが濃くなっています。これらの公開を何年も求めたにもかかわらず、ようやく昨年の12月に納入病院名を公開しました。対策の着手にあまりにも長い時間が経ったために、カルテの保存期間5年を超えています。どれほど多くの人たちがC型肝炎の危険が曝されているか。そしてそれが放置されてきたか。出産という祝福の時に、悪夢のようなことが起こったことについて、誰の責任も問われていません。
厚生労働省は検査受診の呼びかけの対象者として、平成6年以前に公表医療機関で治療を受け、下記@〜Dに該当された方としています。
@妊娠中、出産時に大量の出血を受けた方
A大量に出血をするような手術を受けた方
B食道静脈瘤の破裂、消化器系疾患、外傷などで大量の出血をされた方
Cがん、白血病、肝疾患などの病気で「血が止まりにくい」と指摘を受けた方
D特殊な腎結石・胆石切除、気胸での胸膜接着、腱・骨折片の接着、血が止まりにくい部分の止血などの治療を受けた方
しかし、発表医療機関は、当該破綻企業を引き継いだ企業の公表にのみ基づいています。昨年の暮れに病院名が発表されましたが政府の発表だけでも12万件の問い合わせがおります。
フィブリノゲン製剤の投与を受けた可能性のある方は、ぜひ血液検査を受けてください。隠された事実の大きさ、被害の深刻さ、無責任さに対して怒りを隠せません。さらに追及と解明を続けるとともに被害をこれ以上拡大しないように万全の対策を求めて行きたいと思います。同時に、被害の補償や回復が急務です。あまりにも多くのしかも長年にわたるために多くの困難を伴います。政治の責任を果たして行きたいと思います。
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