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| 2006年1月2日 原口一博国会通信(186) DIGITAL SYOKASONJYUKU 総合政策企画会議コアチーム会議 未来との契約 V−デモクラッツ 事前ブレーンストーミング 第0回 総合政策企画会議ブレーンストーミング(10・17)の内容を配信いたします。 民主党政権実現のための戦略において、コアチームを編成し、話し合いました。 政策立案・支持・実現というプロセスをどのように可視化していくか? たくさんの人たちを巻き込みながら大きなダイナミズムをそのようにして創造するか? 下記は、議論のメモ(一部)に若干の補足を加えたものです。 「民主党は、自民党と大連立をするつもりなのか?冗談じゃない。」 「既にあるものを強化する立場を次の政権政党がとってはならない。」 「現在、圧倒的支持を得ている小泉政権の正当性を固めるだけで、政権交代には繋がらない。」 「それどころか民主党そのものを壊し、与党に勝たせすぎたと後悔し始めている主権者の期待までをも摘んでしまうことになる。」 「小泉氏は、その公約は守っていると考えていい。不良債権の処理は、その処理の方法に問題があったとしても、概ね国民の期待感に添っている。」 「民主党としてでしかできないものを私たちは提示すべきだ。 今回の総選挙で失われた支持基盤を確定することが必要だ。」 「得票が伸びていることからするとコア支持基盤は次第に固まってきているとみることもできる。 しかし、深刻なのは、旧来民主党の支持増であった都市部の改革支持層が民主党離れを起こしていることである。」 「国家として重要性が高く、国民の希望を実現する政策を提示すべきだ。 与党が失敗した部分・現在の与党では実現不可能な部分は、山ほどある。それをどうして提示しないのか? 一方、現与党の製作と継続性を持たせる部分については同一でもかまわない。」 「民主党は、政策立案能力はあるが戦略性が欠けている。 組織の問題も、自民党が『進化』したために、これまででそれでよかったが民主党の遅れが目立ってきた。」 「スタッフ機能も外部からの政策立案能力吸収にも問題を抱えているようにみえる。 とがった自分の政策にあった人間を外部から持ってくることが大事だ。マスコミに対する戦略と手当ても不十分だ。」 「旧来の自民党は、マスコミに対する徹底的な締め付けを行い、かえって反発を買うなどしていた。 しかし、今回の総選挙は違った。徹底したアメとムチの作戦を貫徹した。 もともと、旧態然たるマスコミ・新聞社は、護送船団で相互もたれあいをしている。 体質的に古い政治に親和的なものに、何も手当てをしなければ結果は見えているではないか?」 「今回の総選挙においてマスコミの偏向報道を指摘する声は大きかった。 それなのに、民主党は何故、誰も報道の時間を計らないのか?」 「政治報道番組については、放送法・電波法で公正・中立が義務づけられているはずだ。法と正義に基づいて誰が抗議したのか?」 「広報・マスコミ対応は、多くの先鋭的民間企業では、トップの仕事と定義されている。 ところが 民主党はこれをトップの仕事と思っていない。」 「広報感覚は、小泉内閣の方が遥かに優れている。 マスコミに常に目を光らせている秘書官の存在など言うまでもないことだ。」 「ついに大都市を自民党はポジティブ支持に変えたのだ。 自民党は地方の3割を占める固定層に働きかける力を失ったかに見える。 しかし、都市部において、官から民というのが利害として浸透しているのだ。 ここがまさに民主党の危機だ。 どうしてポジティブ支持層を形成するかという新しい戦略が必要だ。 自民党は、地方がネガティブ支持層に変わりつつある。 自民党の支持層だったものが、次も自民党支持層であるか分からないという事態が起きている。 民主党は、大都市にもう一回ポジティブ支持層をつくり、少なくとも地方のネガティブ支持層をつなぎとめる政策を提示しなければならない。」 「これからの日本の社会を展望していくと民の不振が終わると予想される。 世界経済の発展にうまくリンクできれば株価は上がり続けるだろうし、倒産や失業も頭打ちになってきている。 この15年は、民間の不振を官が底支えして吸収してきたと考えることもできるだろう。当たり前のことだが、民が不振を脱していけば、金利が正常化へ向かう。 そこで財政が破綻するリスクは今よりもさらに拡大する。官の不振が顕在化すると何が起こるか? 現在でも大きく開いた格差は、益々拡大する。東京は上がるが地方は下がる。」 「かなり本気で政策立案をしないといけない。小泉総理の勝利をフロックだけだと思えば同じ間違いをする。 格差の犠牲者は、その元凶には向きにくい。目の前にいる公務員など身近な存在に怒りを爆発させる。 民主主義の学習能力にも格差が開いているのだ。」 「日本の借金を増やした総理大臣は、誰か?明確ではないか?明確な争点化のためには、公開と共有の戦略が必要だ。 国家破綻をどうやって救うのかという政策の枠組みは誰も提示しえていない。 総合的戦略性を持たせながら、党内で認知させるための試みを始めたい。 NCの機能強化・スタッフの機能強化とシンクタンクの設立が企画されているが、シンクタンクの本来の意義は、独立性にある。 民主党のシンクタンクといったときに定義矛盾を抱える。純粋民主党だけにはならないシンクタンクが必要だ。 アカデミックなトップ・資金・組織、候補者プール機能を備え、時限シンクタンクにして集中的に資源を投入することを考えてはどうか?」 「NC機能強化についても、それぞれのNC担当にビジネスプランを提出させるべきだ。政府の経済財政諮問会議も委員の数は多くない。 4人の民間人と閣僚4人がコアだ。 民主党のNCを継続的に評価しなければならない。」 「党スタッフについていえば、もっとわからない。 自民党をどこまで研究しているのか。 優秀な人材が集まっていると言われるが、党の運営としてボードのようなものがなければならない。」 「外部、世論からの支持のうねりを起こす巻き込みが必要だ。トップからの礼を尽くした対応、人事に関ることの守秘と集中は基本だ。 多くの知識人・言論人にとっても野党からの申し入れは怖い。センシティブな対応が必要だ。」 「常に競争相手の分析と対応が必要。時間との勝負の感覚をもっと磨ぎすませれば必ず政権は獲れる。」 「未来からの光をどう当てるかというのが本日のテーマではないか? 将来の日本をどのようにしていきたいのかビジョンを共有したい。 私個人の考えとしては『官僚が跋扈する社会』はそろそろ終わりにしてきたい。 官僚といってもその責任の多くは政治にある。ところが政治が全く責任をとらない。誰も責任を取らない社会になっている。 V-DEMOCRATSでの議論は、原口担当が提示したように、未来との契約が中心だ。 そういう意味で議論の方向が逆ではないか。現状がどうかということから発想するのでは、とても間に合わない。 「与党が失敗しつつある政策・民主党ならできると言うのは何か?それは、環境税だと思う。自己保身の一部財界とは、現在の与党は絶対に切れない」 「選挙総括の話しは大事だ。民主党は、どこを見誤ったか? 無党派・弱者と言われる人まで民主とがどこをむいているかわからないのでマッチョな保守系に行った。 社会的弱者と言われる人たちから自らの怠惰によって陥ってしまった弱者までを全てどうにかしようということはできない。 自民党を『ぶっ壊す』・『ぶっ殺されても』構わないなどという「暴力」に結びつく言葉を指導者が発している。 日本を覆う閉塞感・厭世的気分に、これらの言葉が火をつけた。 小泉首相のワーディングの妙としてだけ捉えていてはならない。大きな暴力やファッショの芽も摘まなければならない。」 「都市部の若年層が大挙して自民党にいったという分析はそのとおりだ。 努力をしても報われない。 逆転不能な所にいっている者たち。社会の閉塞感の裏返しだ。 極端なより強いメッセージ、単純な切り取りに期待をかけたという側面も否定できない。」 「だからこそ私たちは戦略の方向性を見誤ってはいけない。 小泉総理との単純な競争に走ると見誤る。 私たちはより『社会的なところに重き』を置かなければならない。 「会社経営をしていると競争のやり方がわかる。 今の民主党は、自民党とビッグガイ同士の争いをしている。 しかし、現実はガリバー対中小の戦いだ。中小企業のリソースは一つしかない。 それを戦略的に投入するしかないのだ。 このままでは、現与党と同じ会議を名前を変えて連ねるだけになる。 「中小企業が大企業をひっくり返すようなことは、それでは不可能かといえばそうではない。 今の民主党 開発技術者・営業・販売などまで一人でやっているのだ。 フリーターも大会社の社長も両方取られている。 閉塞した社会は倒錯的だ。 強いものにはへいこらし、強いものが弱った所をぶったたくが好きだ。 『社長』は官僚へのうらみを持ち、寡占状況の中で勝つことを考えている。 政策を自民党でできないものに絞り込み、それを政策が詳しくない人でもいいといってくれることが必要だ。」 「仕組みを変えるのは企業でも行う。自己刷新の能力を上げるために組織を揺らすのだ。しかし、これは見えない。 社会は希望の改革を求めている。希望の改革を実現するための具体的商品を提起する。わかりやすいものを提起する。」 「社会的方向に一歩踏み出すのは賛成だ。しかし、現在でも大きな政府だ。 どうしても古い政治は、しがらみを断ち切れない。 我々は、しがらみそのものを持っていない。その強みを今まで活かして議席を伸ばしてきたのではないか?」 「我々が言ってきた改革プランを政府は、半端に打ち出すだろう。 経済財政諮問会議の中で議論されているものでも、次のようなものがある。 政府系金融機関の見直し・公務員総人件費・定員削減・政府の資産・債務の縮減・医療制度改革」 「三位一体改革・特別会計改革・道路特定財源の見直し・年金改革などだ。」 「私たちも従来の改革案をさらに具体化しなければならない。もともとは、民主党が言ってきたのだといってみたところで果実は全て政府が取っていく。 政府が出す前に、より具体的な改革案を提示しなければならない。」 「現行政府も、発言を見ていると保守ではない。リベラルというか、こうあるべきだという理想論から行っている。 ただその中身は、生身の人間が血を流すことだけを言っている。 どこにどれくらい資源が余っているか精査せずに数字を出しているだけだ。できるだけ多くの国民が血を流すことを改革とよび変えているだけだ。」 「総選挙で、何故民主党は年金をとことん、貫けなかったか? 年金議論を終わらせないと言いながら尻すぼみになっていった原因はどこにあるのか?目立つ所の争点ばかりを追っかけていくと結局は間違った袋小路に入る。」 「政府の行程表には、政策を打ち出すタイミング論がいつもびっしり入っている。 改革工程表は、それが不十分でまやかしだとしても、戦略そのものだ。 政策を時間軸や空間軸との関係で戦略的に打ち出す視点を民主党はもたなければならない。」 「年金の保険料の捕捉の議論は、差別化ができる対案だったはずだ。 高速道路無料化は、道路財源の見直しをすればできるもので、困るのは古い現与党の政治家だけだ。 財政再建は、失政と失敗の歴史ではないか。 日本で一番借金を増やした総理大臣・財政はそのせいで破綻する。 政府系金融機関だけではない。 たくさんの不良債権を抱えている政府部門の膿を出せるのは、しがらみのない民主党だけだ。 民主党がこの国を再建する・今の自民党では破綻する・地方は破綻する。 より責任を明確にするためにも借金時計をおかなければならない。」 「2010年初頭のプライマリーバランスを達成すると民主党は言ってきたが、今では政府も同じことを言っている。」 「何故、プライマリーバランスなのか?都合のいい土俵設定に応じてはいけない。 国債に出て行く1円も、補助金で出て行く1円も同じ1円だ。 財務のGDP比が発散するかというところで議論しないと、郵政と同じ結果を生む。」 「マーケッティングとしての政策立案が必要。霞ヶ関、知識人、『横浜銀バエ』、おじいちゃんおばあちゃん。 誰に対しての政策なのか?勝利を左右する20%は政治の世界で誰なのか?」 「民主党も『景気の悪い占い師』のようなことは脱却すべきだ。 危機だ、危機だと騒いでばかりいる狼少年には、誰も振り向かない。 依存と分配の政治に対置する自律と創造を具体的な「商品」として提示すべきだ。」 「年が明ければポスト小泉で議論をすることになる。 異形の総理との戦いは、このままでは小泉総理の勝ち逃げで終わるだろう。 そこを論じていても、生まれるものは少ない。」 「やりたい放題に壊されたものを、今を視点に再構築しようとしてもうまくいかないだろう。私たちは、未来からの改革を進めるものだ。 私が皆に考えて欲しいキーワードは、『人に寄り添う改革』『希望の改革』ということだ。」 「創造的な人たちを総動員して欲しい。 そして未来との契約を実行しようではないか。」 「100年単位で見れば、日本は、既に成熟社会に入っているのにもかかわらず、今尚中央集権の官僚社会主義体制のままだ。 多様な価値観や自己実現がそれによって阻まれている。」 「発展途上国型の不平等なシステムではなく、成熟型の主権者本位の改革を進めようではないか。」 「私たちの目指すものをわかりやすく伝えなければならない。 あいだみつおさんが生きておられれば、どのような詩を書かれるだろうか? 簡潔な言葉で快感の繰り返しを創ることが大事だ。」 「新しい時代に向かいつつある。時代を切り拓くのは私たちだ。『もったいない』「お先にどうぞ』という言葉も死後になりつつある。」 「金儲けをするなどというのは、かつては冗談で出てくる言葉だった。それが、真顔で語られるほど拝金主義がはびこっている。 高齢者になれば、健康・経済・孤独の3Kで悩まなければならない。 小さい子どもが暴力に曝されている。 もっと温かな社会を作る事はできないのか?ぎすぎすした社会、冷たい社会を脱却することができるのは、新しい政治の力ではないか? 刺客騒動やカルト教による恐怖はもうたくさんだ。 もっと優しい社会をつくることができないのか?人に対する明るい見方ができないのか?」 「安心や安全が大きく脅かされた年だった。安心・安全の改革を具体的に提示すべきだ。」 「コンセンサスをとる政治が、時代の変化の急激さに力を失っていることは確かだ。 私たちは改革競争に勝利しなければならない。そのためにはスピードが大事だ。 責任者を決めて責任者が判断したことは、全員がそれを支える。改革の旗と政治のダイナミズムを一刻も早く取り戻すことが、私たちの至上命題だ。」 ■ DIGITAL松下村塾〜原口一博国会通信 メールマガジン登録
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