2006年1月7日
原口一博国会通信(187)                    DIGITAL SYOKASONJYUKU

       第1回V-DEMOCRATS総合政策企画会議コアチーム会議
            政権政党への基盤再構築を 

総合政策企画会議コアチーム会議の議事概要を開示いたします。
議事録は、コアチーム(V-DEMOCRATS)が正式承認される前のプレ会議(2005年10月21日)のものです。


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○配布資料:
1総合政策企画会議のアウトライン 
2総合政策企画会議の基本的権能について
3政府工程表
3前回(10月17日)コア会議議事録 
5野党の役割をマスコミと読者に理解してもらうキャンペーン案


A.総合政策企画会議のアウトライン・位置付け・組織など

.総合政策企画会議の基本的権能について(案)
→ 配布資料2 総合政策企画会議の基本的権能について
1.基本的権能
 以下の項目について戦略的検討を行うとともに、
必要に応じて、NC関係大臣、有識者等を召集するなど。
 ※機動的検討体制を整備
                    
 .総合政策企画会議のアウトライン   ・・・原口一博担当相

 基本は民主党の原点に戻ることだ。
 成熟型の社会に入っているのに、発展途上国型をした官僚社会主義で澱んだ政治が続いている。
 一刻も早く、OSごと書き換えようとするものが、民主党の原点だ。
 この方向性を前原代表と確認して、立ち上げるのが、総合政策企画会議。
 以下3つの改革分野を対象に、3つの代表を伴うオープンな組織としたい。  

 1.改革分野(3つのセクターの改革)
  (1)公的セクター改革
    ○1996年の民主党結党時の設立理念に立ち返ること
      「未来との契約」「市民が主役」「地方から中央に」
○成熟社会に併せたシステムへの転換 

<改革競争分野/守備的分野>
・ 公務員制度改革   ・特別会計、特殊法人改革 ・地方分権改革・
・ 政府系金融機関改革 ・公共事業改革・公会計改革
 
 (2)市場セクター改革
○官僚社会主義の打破 不公正を市場から除去→公正な市場づくり
   「官から市場に」

<改革競争分野/守備的分野>
     ・独占禁止法改正 ・証券取引法改正 
     ・商法・会社法改正等、談合防止

  (3)市民(協働)セクター改革
  ○市民公益・市民「協働」セクターを拡大させる改革 →成熟社会の安心の鍵
  ○平成の自由民権運動
  ○「国民」←→「市民」 右・左の対立と連動
   55年体制、全共闘世代の「市民」概念
   世代を超えて市民の本来の意味を再定義する必要性

 2.三つの代表
   業界ごとに代表を出すのでは無く、リナックス型の組織を志向

(1)人権(人間の尊厳を保障する変革主体)の代表
(2)市民(市場や社会において自立し、創造を行う変革の主体)の代表
(3)未来(エコで温かな人に寄り添う世界を実現する変革主体)の代表

この3つの代表を中心に、民族や宗教、国家の枠さえ超えたリナックス型のプラットフォーム」を形成。

3.総合政策組織企画会議 四つの組織(会議)の設置について

(1)総合政策企画会議(本会)
(2)全体会議・勉強会
(3)コアチーム会議(V-DEMOCRATS)
(4)プロジェクト

<その他>総合政策企画会議の事務局に、政策調査会のスタッフを一人貼り付け

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B.各改革分野の進捗状況・今後の取り組みについて


1.公的セクター  担当・進捗表を作成 
2. 市場セクター
   ・独占禁止法改正 ・証券取引法改正 
   ・商法・会社法改正等、官製談合防止
   今国会に法案提出。概ね基礎は出来ている部分。
   自民党が未だ手を付けていない分野

   課題として残った分野
    公認会計士法 信用取引など
    
   次回の議題 担当:大久保勉議員

3.市民セクター

  民主党が最近5〜6年に弱くなってきた分野
  大々的に取り組むべき
  市民政策議員懇談会・市民政調の連携・拡大を

***


C.ブレインストーミング

一.問題提起・・・民間有識者

資料:「野党の役割をマスコミと読者に理解してもらうキャンペーン案」

 ○「対案提出」主義に関して
   英国など基本的に野党は対案を提出しない
   野党へ情報が出てこない、スタッフ量の問題等
   野党の対案の質の劣化は当然。
   「対案提出が野党の義務」は野党攻撃の常套手段。
マスコミが乗ってしまっている
○ 対案提出は、政権担当能力があることを示すに手段に過ぎない
   
<課題>
 ・「議会における野党の正しい作法」をマスコミに知らしめること
 ・「対案も出していない」との批判を聞かれないようにすること

<提案> 経営陣(与党)の責任追及
 役割
 1経営幹部が思いつかないようなアイデア
  長期的視点に基づいたアイデアを大所高所から投げかけ、経営の怠慢を叱責

 2経営ミス(=官の不正・不祥事)に関する情報開示要求、市場の公開

 「タンジェントポリ一掃作戦」
 3度し難い経営上の失敗(=失政)には経営陣交代(=政権交代)


二 ブレーン・ストーミング

1.対案提出の是非に関して

 全てに対案提出をすべきではないが、ディフェンシブな部分で出さざるを得ないところもある。
 政権政党らしく土俵を自ら設定して、攻めの政策提示をしていきたい。
 
2.経営ミスに関する情報開示要求、タンジェントポリ一掃作戦に関して

 かつて「粉飾告発ホットライン」といった取り組みもあった。
やるとなったら神経質に、情報提供者の身元の保護を図るなど特段の配慮が必要で、コストも要する。
 単に知っているだけではなく、プロダクティブに取り扱うことが大切。

 かつて「国会Gメン」でやったが、戦線を拡げすぎた感がある。バックアップ体制が欠如して、犠牲者(落選者)も出た。

 強力な国対とバックアップ体制が無いと、前線の兵士は討ち死にの憂き目に遭う。
しかし、闘う民主党となって、復活させた方が良い。


3.「改革」に関して、「方向性」に関して

 方向性に関して、確認が必要。
「改革=陳腐化」となる可能性もある。
 与党側の「改革」連発に対して、改革の旗を取り戻すのではなく、「改革=インチキっぽい」という方向付けも有効かもしれない。

 百年の計、民主党の原点に戻るべき。
成熟型の社会に入っているのに、発展途上国型をした官僚社会主義で澱んだ政治を一刻も早く、OSごと書き換えようとするものが、民主党の原点だ。
   

 オフェンスでは、人権・市民・未来の代表の所で具体的にどうしていくか、
 議論が必要。

 自民党と同じ土俵、「ラーメン」を出しても駄目で、全く違う「チャーハン」というメニュー提示を。
 全く新しい価値観を国民に提示して、新しい社会像を提案していくことが肝要。
 私見では、「一人一人の個人(法人)、社会のプレーヤーが自らの選択によって、自分たちの幸せを追求していく社会(=責任社会)」を提案したい。
 
 今の社会は、公の部分が行動の価値を決めてしまう。
 この価値観から脱落したら敗北者となってしまう感がある。
 経済的に成功しようがしまいが、幸せを追求できる社会をつくっていきたい。

   一人一人が「幸せ像」。

 理念を持たなくてはならないし、挫折しても、再度チャレンジできるライフスタイルを提案できれば、自民党とは全く違うものが作れる。

 民主党が目指すべき「新しい社会像」の創出は重要な指摘だ。
 機会の均等の社会像。

 変化はストレスを伴うが、改革も革命も有史以来続いてきたので、「改革の陳腐化」は無いと考える。
 しかしながら、どう見せるかが重要で、指摘のとおり、ラーメンでは味の違いはわかりづらい。
 改革の見せ方を良く考えなければならない。

 スピード重視ということだけで、極めて有機的な生態系が持っている変革速度、
体内時計・体内サイクルに併せることが必要ではないか。

 デシジョンメイキングにはスピードが必要だが、変化の速度は、生命としての速度を良く見極めてやらないと潰れたりする。

 人に近いところでの変革をどう示していくか。自民党との違いが打ち出せる。
   
 経済の側面でいくと、潜在成長率が落ちていくにつれて、より効率を重視する
経済社会にならざるを得ない。
 それに対して、人間の心の部分とのバランス、NPOやNGO、地域、コミュニティが重要になっていく。
 今の古い政治にはこうした発想がない。

 社会変化の速度が緩い、遅い時は人のつながりについて意識しなくてすんだのが。
 速いと人のつながりにしがみつくようなことをさせていかないと、離れ離れになってしまう。
 空中分解してしまう感がある。かつては、鍵を掛けなくてすんだのが、現在ではそんなことをしたら不安にさいなまれてしまう。
 
 いかに人とのつながりを担保しながら、改革を進めるか、こうした観点は、古い政治とは大きく違う所になる。
 
 中間経済、中間法人についての考察も必要。

 高度経済成長期には産業や税体系が国のかたちを決めていたが、そこは望めない。
 社会保障など公的部分が国のかたちを決めていく。どこまでを国や社会が保障するのか、どこまでを自助努力するのか、私たち自身で決めていく問題。

 転換期にある。自助・公助・共助を連動させながら、どうかたちを決めていくか。自民党は市場一辺倒の改革しか言っていない。

 転換期で考えると、市民セクター改革の、公務員制度改革は重要。

 通信産業の例では、日本の電気通信事業法は縦割の業法になっている。
 米国では1996年の通信競争法によって、マーケットの中で何をして良い、悪いというパラダイムシフトをした。

 公務員法も、公務に国民一般誰でも参画できるという仕組にすれば、役所でやっている業務をNPOやNGOが担える。
 こうしたパラダイムシフトで、民主党らしい政策になるのではないか。

パラダイムの転換はわかりやすい。
人間中心が重要。
心理学的には人間が一度に認知出来るのは7までで、それを無視した改革がどんどん行われている。

 パラダイムの柱、どんな社会像をつくるかを考えることが肝要。

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