2010年10月06日(水)
「強制起訴」と検察審査会についてニコニコ動画でも議論

 
 民主党の小沢一郎元代表が東京第五検察審査会の議決によって強制起訴されることになりました。

 
 今回の検察審査会の議決が行われたのは平成22年9月14日。議決書が作成されたのは平成22年10月4日です。検察官が再度にわたり不起訴処分をしたものを起訴すべきとしたものです。  

 東京第五検察審査会議決要旨には、 「検察審査会の制度は、有罪の可能性があるのに、検察官だけの判断で有罪になる高度の見込みがないと思って起訴しないのは不当であり、国民は裁判所によって本当に無罪なのかそれとも有罪なのか判断してもらう権利があるという考えに基づくものである。」と記されています。

 昨晩のニコニコ動画『緊急特番『徹底討論!民主党小沢氏強制起訴を問う』に出演して私もこの問題についての考えを述べました。司会は、角谷浩一氏、出演者は、郷原信郎弁護士、柴山昌彦自民党代議士、 保坂展人社民党元代議士と私でした。http://bit.ly/d1xXVT

 「不起訴処分の対象事実を逸脱して議決を検察審査会が行っているのではないか。イメージと作られた世論により、なんでもかんでも公訴権まで行使できるなんて無茶苦茶ではないか」と友人たちからの意見があいついでいます。

 「国策捜査」とは何か?検察の捜査のポイントは何だったのか?可視化されない取り調べの問題点は。そもそも検察審査会は、これでいいのか。政治資金規正法はどうあるべきか。

 議論は、司法や政治のあり方そのものを問うものにも発展していきました。